東京ガスTOP > 企業情報 > プレスリリース > 2015年度プレスリリース
プレスリリース
お問い合わせはこちらへ

都市生活レポート「マンション管理組合の実態と居住者の意識」を発行

東京ガス株式会社
平成27年12月25日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)都市生活研究所は、このたび都市生活レポート「マンション管理組合の実態と居住者の意識」を発行しました。

都市生活研究所では、2012年より新たなテーマとして「コミュニティ研究」に取組んでいます。人と人、人と社会の繋がりが一層重要になると予測される今後の社会を見据え、地域社会・まち・コミュニティに関わる生活の意識・実態を把握し、コミュニティニーズを明らかにする研究を行っています。

新築マンションの供給数が減少すると予測される中、管理組合から管理業務を委託される管理会社間の競争が激しくなるなど、管理組合と管理会社の信頼関係は今後ますます重要になっていくことが予想されます。そこで今回は、マンションの管理組合に着目し、管理組合活動や管理会社業務の実態とそれらに対するマンション居住者の意識を明らかにしました。

東京ガス都市生活研究所は、1986年に社内シンクタンクとして設立されて以来、生活者の立場から食生活や入浴、家事、室内環境など、エネルギー利用に関わる暮らしのあり方を考え、提言することを目的に研究を行っています。

都市生活レポート「マンション管理組合の実態と居住者の意識」はホームページより、ダウンロードが可能です。
 http://www.toshiken.com/report/community07.html

今回の調査結果のポイント

■管理組合・管理会社の現状

  • 管理組合活動がうまくいくために重要だと思うポイントは、「管理会社の対応の早さ」がトップ。
管理組合活動がうまくいくために重要だと思うポイント<役員経験別>
  • 管理組合の役員経験者は「管理会社の対応の早さ」「管理会社の専門知識」「管理会社からの提案」に対する期待が役員経験のない人よりも高い。
  • 管理組合の運営面では、“区分所有者の高齢化”や“建て替えや修繕のコスト”が懸念されている。
  • 築年数が古いほど、管理会社を変更した割合は増加。変更の理由は「委託費用が割高」。
  • 年代があがるにつれ、管理組合や管理会社に対する意識が高まる。30代男女は居住者同士の交流への意識が比較的高い。
  • コミュニティ形成支援イベントに対し、30代と60代以上は参加意向がやや高い。

■管理組合に対する満足度に影響を与える要素

  • 居住者全体の関係性が良好な方が、管理組合に対する満足度は高い。
  • 居住者間でのイベントが実施されている方が、管理組合に対する満足度が高い。
  • 総会や理事会の議事録が周知されている方が、管理組合に対する満足度が高い。
  • 管理会社業務に対する満足度が高い層ほど、管理組合に対する満足度が高い。

■管理組合活動と管理会社業務に対する評価

  • 管理組合に対する満足度が低い層は、管理組合活動や管理会社業務に対する満足度が全般的に低い。
  • 管理組合活動のうち、「管理会社との折衝」「管理会社の業務内容のチェック」については、強く重視しているにも関わらず満足できておらず「ニーズ充足度」が低い。
  • 管理会社業務に関しては、「建物・設備の維持管理」「管理会社の担当者の対応」「管理組合からの相談に対する対応」の「ニーズ充足度」が低い。

調査概要

■定性調査

調査方法 グループインタビュー調査
調査時期 2014年9月
調査対象 一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住
20~74歳既婚(離・死別含む)男女25名
新築集合住宅区分所有者もしくは、配偶者、管理組合があること、管理会社に委託していること

■定量調査

調査方法 インターネット調査
調査時期 2015年1月
調査対象 一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住
30~79歳 男女1,758名
集合住宅区分所有者もしくは配偶者 ※新築/中古不問
管理組合があること、管理会社に委託していること、現在の住居に1年以上居住していること

■関連レポート

「大規模集合住宅居住者のコミュニティ意識」
2013年10月発行
http://www.toshiken.com/report/community01.html
※ホームページよりダウンロードが可能です
この件に関するお問合せはこちらへ
はじめへ
[ プレスリリース一覧に戻る ] | [ ひとつ前に戻る ]