■「東京ガスグループ・チャレンジ2020ビジョン」に込めた思いについて
ここ数年検討が進められてきた、電力・ガスシステム改革の骨格がほぼ固まってきました。電力については、2016年から家庭用を含めた小売全面自由化がスタートします。ガスについても、ガス事業法改正案が本年3月に閣議決定され、2017年から小売全面自由化がスタートすることになります。エネルギーを取り巻く競争環境は、これまでの地域独占体制から多くの事業者が参入する時代に大きく変わろうとしています。
東京ガスグループは、東日本大震災から約半年が経過した2011年11月に「チャレンジ2020ビジョン」を策定し、東京ガスグループが将来に向かって成長・発展する絵姿と、そこに至る道筋を明らかにしました。「LNGバリューチェーン」の高度化を通じて、メインとなる都市ガス事業に加え、電力事業、エンジニアリング事業、エネルギーサービス事業など第二、第三の柱となる事業を構築し、これを首都圏に留まらず日本全国、さらには海外まで拡大していこうというものです。
2012年以降、2020年までを「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」の3つの期間に区切ると、2014年度までの3年間は「ホップ」にあたり、これまで着実に成果を上げてきました。2015年度は「ステップ」期間をスタートする年であり、ビジョンの実現にしっかりと道筋をつけるために大変重要な年になります。東京ガスグループは、昨年10月に「ステップ」期間の主要施策を発表しており、ここでは、「総合エネルギー事業の進化」、「グローバル展開の加速」、「新たなグループフォーメーションの構築」を大胆かつスピーディーに展開していくことが謳われています。
この変革期に入社された皆さんには、限りない活躍の場が用意されています。こうした仕事に携われることに誇りを持ち、東京ガスグループの一員として、力強い第一歩を踏み出してほしいと思います。
■心がけてほしいこと
1点目は、「変化に柔軟に対応する心構え」です。経営環境の劇的な変化に適応していくためには、今までの枠組みや考え方を大きく変えなければならないことがあります。そこで大切なことは「自ら考える」ということと、それを「行動に移す」ということです。前例にこだわらない新鮮な感覚で、自分の意志に基づき、常にあるべき姿に向かって変化に果敢に挑んでいただきたいと思います。
2点目は、「困難に立ち向かい乗り越える姿勢」です。これからの会社生活でも、自分では想像もできなかった事態や、一見答えがないと思われる場面に遭遇することも多々あります。その時に、困難から逃げることなく真正面から立ち向かって乗り越えていただきたいと思います。
3点目は、「使命感・責任感を持った行動」です。天然ガスに対する世の中からの期待は一層高まっています。そして、その天然ガスを事業の核とする東京ガスグループが果たすべき役割も、ますます大きくなっています。東京ガスグループは、お客さまの快適で安全な暮らしを支え、産業ひいては我が国経済の発展に貢献するという「公益的使命・社会的責任」を果たさなければなりません。そのことを常に意識して行動していただきたいと思います。
以上
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<参考> 2015年度 新入社員数 |
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2015年度 |
2014年度 |
大学卒 |
文系職 |
33(14) |
30(14) |
特定技能職 |
47(6) |
34(1) |
理系職 |
69(18) |
68(19) |
高専卒 |
特定技能職 |
41(8) |
44(6) |
理系職 |
0(0) |
0(0) |
高校卒 |
108(2) |
130(8) |
合計 |
298(48) |
306(48) |
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()内は女子で内数
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