東京ガス株式会社(社長:広瀬道明、以下「東京ガス」)は、12月12日、ペトロベトナムガス株式会社(以下「ペトロベトナムガス」)と、ベトナムにおけるエネルギーソリューション事業の事業化調査に関する覚書(以下、「本覚書」)を締結いたしました。
東京ガスとペトロベトナムガスは、2012年3月5日、ベトナムにおけるLNGバリューチェーン構築に関する包括協力協定を締結し、具体的な協力内容について協議してまいりました。エネルギーソリューション事業の事業化調査は、包括協力協定に基づくLNGバリューチェーン構築に向け、両社で協働する初めての事例となります。
ベトナムでは著しい経済成長に伴いエネルギー需要の増加が見込まれています。両社で市場調査※、協議を重ねた結果、省エネルギーへの取組や環境にやさしいLNGを普及拡大するためのインフラ整備の重要性が改めて確認され、LNG等のエネルギーを効率的に使用する省エネルギーサービス事業や、導管未整備地区へのLNGを普及拡大するLNGサテライト事業などの「エネルギーソリューション事業」に関して、事業化の可能性が見いだされました。その為、両社はより詳細な事業化調査を実施することとしました。
東京ガスグループは、今後も総合エネルギー事業に関わる技術・ノウハウを活かし、東南アジア・北米において事業展開するお客さまへのエネルギーソリューションや、現地のエネルギーインフラ構築などに貢献していくとともに、現地エネルギー会社とのアライアンスなどを通じて、現地におけるバリューチェーン展開にもチャレンジしてまいります。
※東京ガスとペトロベトナムガスは、昨年度より約一年間、ベトナム南部において、お客さまへの直接インタービュー等を含め、LNGの利用用途、他燃料との価格競争力、市場動向などの需要調査を実施して来ました。