東京ガス株式会社(社長:広瀬 道明、以下「東京ガス」)都市生活研究所は、このたび都市生活レポート「年代によって異なる和食に関する実態と意識」を発行しました。
2013年12月に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。現代の日本の食卓には和食以外の様々な料理が並んでおり、若年層を中心に和食離れが進んでいると言われています。そこで今回は、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されたことによって、和食に対する見方に変化が見られるのか、年代ごとの和食に関する実態と意識を「食べる」「作る」「習う」の3つの視点から分析し、その実態を明らかにしました。
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東京ガス都市生活研究所は、1986年に社内シンクタンクとして設立されて以来、生活者の立場から食生活や入浴、家事、室内環境など、エネルギー利用に関する暮らしのあり方を考え、研究を行っています。 |
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都市生活レポート「年代によって異なる和食に関する実態と意識」はホームページより、ダウンロードが可能です。
http://www.toshiken.com/report/ |
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今回の調査結果のポイント |
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■和食のイメージ
- 和食の世界無形文化遺産への登録を受けて、「和食の文化を大切にしたい」人は74%。また、「和食を普段の食生活に取り入れたい」人も約62%。
- 和食が好きな人は20代で約78%。60代では約92%。
■和食に関する実態と意識「食べる」
- 和食を食べる頻度を今後増やしたい人は20代~40代に多い。増やしたい理由は「健康」「おいしい」。60代は「季節」「文化」的要素を重視。
- 年末年始の行事食「雑煮」「年越しそば」「おせち料理」を食べる人は約9割。
■和食に関する実態と意識「作る」
- 若年層にとって、和食を作るのは「難しい」「下準備が大変」。
- 和食を作る際、調べたり聞いたりする人は20代で5割。
- 食事作りへの時短・省手間意識は20代~40代で高い(※1)。
- 「今後和食を作る頻度を増やしたい」20代は4割を超える(※2)。
- 若年層が作る頻度を増やしたい和食の種類は「だしから作る汁物」「揚げ物」。
■和食に関する実態と意識「習う」
- 今後、和食を習いたい人は若年層ほど多く、20代~30代は4割を超える。
- 習いたいテーマは「和食の基本」がトップで、特に20代~30代で高い。「時短・簡単な和食」は年代を問わず関心が高い。
■年代別の和食に関する実態と意識まとめ
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調査概要(回答者属性) |
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■定量調査
調査時期:2014年5月
調査方法:インターネット調査
調査対象:一都三県(東京、神奈川、千葉、埼玉)在住 20代~60代男女
回答者数:1,137名