東京ガス株式会社 平成26年9月16日 広報部
東京ガス株式会社(本社:東京都港区、社長:広瀬 道明)は、現在、茨城港日立港区内において、2015年度の稼働開始を目指し、外航LNG船の受入設備となる大型桟橋、LNGタンク、ガス製造設備などを備えた「日立LNG基地」の建設を実施しています。 昨日、その建設過程における一つの工程として、タンク底部で組み上げた屋根を空気の圧力で持ち上げる方法(以下、「エアレイジング」)により、上部まで浮上させる作業を行い、無事終了しました。 茨城県内において、エアレイジングによるLNGタンク屋根上げ施工が行われるのは、初めてのこととなります。
建設するLNGタンクは、直径約86m・高さ約59mで、貯蔵能力は地上式タンクとして世界最大規模となる23万klとなります。本タンク1基で、一般のご家庭の年間使用量の約34万件分に相当する都市ガスを供給することが出来ます。
東京ガスグループは、「チャレンジ2020ビジョン」において「LNGバリューチェーンの高度化」を掲げ、その一環として「エネルギーの安全かつ安定的な供給」を推進しており、今後も更なるエネルギーの安全かつ安定的な供給に努めてまいります。
LNGタンクにブロワー(送風機)を設置し、タンク底部にある屋根の下に、送風管を通じて空気を送風し、空気の圧力で屋根を持ち上げます。