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2014年度入社式における社長祝辞(要旨)

東京ガス株式会社
平成26年4月1日
広報部

 

■「東京ガスグループ・チャレンジ2020ビジョン」に込めた思いについて

現在、電力、ガスのシステム改革の検討が進んでいます。本年2月には、家庭向けを含めた電力小売事業への参入を2016年に全面的に自由化する電気事業法の改正案が閣議決定されました。また、ガス小売事業への参入の自由化についても方向性が明確に示され、この4月からは具体的課題について議論が始まります。
東日本大震災から約半年が経過した2011年11月に策定した「チャレンジ2020ビジョン」は、こうした経営環境の大きな変化を想定し、東京ガスグループが将来に向かって成長・発展するための絵姿とそこに至る道筋を明らかにしたものです。これまで長年にわたり築きあげてきた「LNGバリューチェーン」をさらに強固にそして高度なものとすることを目指し、ガス事業に加え、電力事業、エンジニアリング事業、エネルギーサービス事業など第二、第三の柱となる事業の構築に取り組みます。そしてこれを首都圏に留まらず日本全国、さらには海外まで拡大していくことを目指しています。
東京ガスグループは「チャレンジ2020ビジョン」を実現することによって、真の「総合エネルギー企業」、「グローバル企業」へと進化していきます。
こうした変革期に入社する皆さんには、限りない活躍の場があります。意義ある事業に参画できることに対し、是非とも大きな誇りと強い使命感を持って、力強い一歩を踏み出してほしいと思います。

■心がけてほしいこと

1点目は、「変化に柔軟に対応する心構え」です。前述の通り、経営環境は大きく変化しています。今までの枠組みや考え方を大きく変えなければならない場面もあるかもしれません。その時に前例にこだわることなく、広い視野を持って、常にあるべき姿に向かって「変化」に果敢に挑んでいただきたいと思います。
2点目は、「困難に立ち向かい乗り越える姿勢」です。会社生活の中では、これまで以上に大きな困難が待ち受けています。今まで想定もしなかった場面や一見解がないと思われる事態に遭遇することも多々あります。その時に、その困難から逃げることなく真正面から立ち向かって乗り越えていただきたいと思います。
3点目は、「使命感・責任感を持った行動」です。天然ガスというエネルギーの重要性は一層高まっています。その天然ガスを事業の核とする東京ガスが果たすべき役割もますます高まっています。我々は、お客さまの快適で安全な暮らしを支え、低炭素社会の実現に貢献するという「公益的使命・社会的責任」を果たさなければなりません。そのことを常に意識して行動していただきたいと思います。

以上

<参考> 2014年度新入社員数

  2014年度 2013年度
大学卒 文系 53(15) 36(10)
理系
(高専卒含む)
123(25) 72(16)
高校卒 130(8) 161(4)
合計 306(48) 269(30)
()内は女子で内数
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