東京ガス株式会社は、お客さま宅に設置した矢崎計器(株)製「通信機能付きUH型ガスメーター」(平成17年7月〜平成19年5月製造)の一部の機種について、メーターに内蔵している遮断弁の誤配線により、異常時(地震発生時<震度5程度以上>、過大流量時、ガスの圧力の異常低下時)に遮断弁が正常に作動しない可能性のあることが判明したため、該当品の点検作業を自主的に実施させていただくことといたしました。
弊社といたしましては、このような事態が生じましたことを重く受け止めており、お客さまに大変ご迷惑をおかけしましたことを心からお詫び申しあげますとともに、今後同様の事態が発生しないよう再発の防止に努めてまいります。
通信機能付きガスメーターは、本来の計量機能と、大きな地震や過大流量が発生した場合、ガスの圧力が異常に低下した場合にガスを自動的に遮断する安全機能に加えて、弊社の24時間監視センターと電話回線で接続し、遠隔遮断等のサービスや自動検針を行なうことのできる通信機能を備えており、お客さまのご要望等により弊社が設置させていただいているメーターです。
対象のメーターにおいては、メーターの計量・通信機能に問題はなく、これまでどおりガスをお使いいただけます。また、過大流量時、ガスの圧力が異常に低下した際に遮断弁が正常に作動しない場合でも、メーターから弊社監視センターに信号が発信され、24時間監視による遠隔遮断操作を継続し、同時に緊急の出動も行います。
なお、これまでに過大流量時やガスの圧力が異常に低下した場合などに遮断弁が正常に作動しない事象は確認されておりません。
弊社といたしましては、お客さまの安全・安心を第一に考え、該当品を取付させていただいている全てのお客さまにダイレクトメールでお知らせし、下記のとおり、該当品の点検作業を無償で実施させていただくことといたしました。
お客さまには、点検・交換作業の実施にあたり、ご迷惑をおかけすることを重ねてお詫び申しあげます。何卒、ご理解ご協力を賜りますようお願い申しあげます。
記
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1.点検の対象となる通信機能付きガスメーター台数 |
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型式 |
台数 |
UH型 4号メーター |
6,326台 |
UH型 6号メーター |
3,349台 |
合計 |
9,675台 |
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2.経緯について |
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(1) |
平成19年5月12日、東京都国分寺市のUH型メーターを設置しているお客さま宅において、ガス機器の増設に伴う同メーターの交換作業を実施しました。取り外したメーターをメーカーに戻入するにあたり弊社において5月30日に検査を行った際、遮断弁の不具合に気がつき、5月31日にメーカーに原因究明のための調査を依頼しました。 |
(2) |
同年6月11日、メーカーから調査の結果、製造工程における遮断弁の誤配線が原因である旨の報告を受け、UH型メーターの取付けを一時中止しました。 |
(3) |
同年6月15日までに、在庫品ならびに戻入品(合計1,563台)の調査を実施し、不具合品のないことを確認するとともに、メーカーにおいて詳細な調査を実施し、当該品の特定を行いました。また、他メーカーの製造したUH型メーターにおいては不具合が発生しないことを確認いたしました。 |
(4) |
弊社では、これらの調査結果をもとに、設置先の特定や対策の検討を行い本日に至りました。 |
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3.原因について |
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製造工程のうち、作業員の手作業で行われている遮断弁の配線をハンダ付けする作業において、誤配線が生じたため、遮断弁が正常に作動しないケースが発生したものです。
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4.今後の対応 |
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(1)お客さまへのお知らせ |
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該当品の設置先はすべて特定できていることから、点検の対象となる全てのお客さまにダイレクトメールを発送するとともに、電話で連絡いたします。また、東京ガス株式会社のインターネットホームページ<http://www.tokyo-gas.co.jp/>にも掲載します。 |
(2)お客さまへの対応 |
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【1】作業内容 |
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・該当品をご使用のお客さまを順次訪問の上、遮断弁の作動テス
トを実施いたします。不具合が確認された場合には、メーターの交換作業を実施いたします。 |
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【2】作業時間 |
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・点検作業 約10分/台
(交換作業が発生した場合はさらに 約30分/台) |
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5.お客さまのお問い合わせ先 |
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(1) |
フリーダイヤル 0120-488-997 |
(2) |
受付時間 月曜日〜日曜日 午前9時〜午後7時 |
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対象メーターの識別方法 |
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