TOPへ 過去を調べる 現在を見る 未来を考える

ガスをたどってみよう

ガスが家に届くまでを調べてみよう

ガスの貯金箱の働きをするガスホルダー

ガスは電気とちがって、貯めておくことができます。この特ちょうを使って、ガスが多く使われるときにガスを送りこみ、あまり使われないときに貯めるための施設。ガスの使用量は、朝食のときと夕食やお風呂などに入る夕方から夜に多くなります。この時間帯になると、貯めておいたガスホルダーのガスは、どんどん放出されます。一方昼過ぎやみんなが寝てしまった夜間は、ほとんどガスが使われないため、ガスホルダーにガスを貯めこみ、ホルダーの貯蔵量を増やします。

ここがおどろき!

ガスホルダーには海水シャワーで気体になり臭いがついたガス(都市ガス)が貯まっているんだね。

ガスホルダーの写真

ガスホルダー

ここがなるほど!

つねに満タンに入っていないんだね。わたしたちの暮らしの中でエネルギーをたくさん使う時間に合わせてガスを貯めているんだね。

血管のように張りめぐらされたガス管

LNG基地からガス管を通って各家庭にとどけられる都市ガスと、私たちの体を流れる血液は、流れ方がよく似ています。血管の場合、最初は太いですが先の方に行くにつれて細くなり、細かく分かれて網(あみ)の目のように広がっていきます。

海のそばにあるLNG基地から遠くの家庭や公共施設、企業などの消費者のもとへガス管の中を通って運ばれます。ガス管の多くは地中にうまっています。東京ガスのガス管を全部たすと、地球1周(4万km)より長く、約6万kmにもなります。

ここがおどろき!

東京ガスのガス管をすべてつないだ長さは、地球1周(4万km)より長く、約6万kmにもなるんだって!

ガス管の写真

ガス管

安全機能をもっているガスメーター

ガスメーターは、ガスの使用量を計るだけでなく、安全機能をもっています。「ガス器具の消し忘れがあるかも?」「ガスがもれているかも?」など、異常なガスの使われ方をされている疑いがあるときや、地震発生(震度5程度以上の場合)の際には、ガスメーターが感知してガスを自動的にストップします。ガスメーターでストップしたガスは、簡単な復帰操作でガスメーターが安全を確認して、問題がなければすぐに使えるようになります。

ガスメーターの写真

ガスメーター

都市ガスとLPガス

天然ガスは、化石燃料で、LNG基地で加工することによって、みんなが使うことのできる都市ガスになります。
家で使うガスは大きくわけて都市ガス、LPガス(液化石油ガス)の2つの種類があります。

日本全国で都市ガス事業者はおよそ200事業者、お客さま件数は、2,700万件です。(2019年11月現在、日本ガス協会HP)
LP事業者はおよそ21,000事業者、お客さま件数は約2,400万件です。(H25.3末現在、資源エネルギー庁HP)

・都市ガス
都市ガスは、主にメタンからつくられます。メタンは空気よりも軽い物質なので都市ガスは空気よりも軽く、わたしたちがくらしている通常の気温の中では液化せず、気体のまま地下にうめたガス導管(どうかん)と呼ばれるパイプを使って気体で運ばれてきます。
ガス導管の図
・LPガス(液化石油ガス)
LPガスは、ブタンやプロパンなどからできたガスです。LPガスは、日常の温度で簡単に体積を気体の約250分の1にする(液化)ことができるため、ガスボンベにつめて運ぶことができます。都市ガスは空気より軽いのに対し、LPガスは空気より重い性質を持っています。
プロパンガスボンベの写真
ここがなるほど!

家で使うガスには都市ガスとLPガスの2つの種類があるんだね!

※一般ガス導管事業者の取り組みを紹介しています。

ページトップへ