エネルギーを知ろう

家庭のエネルギー消費量は40年前の2倍に増加

日本のエネルギー消費量は増え続けてきました。技術革新などで省エネを推し進めた産業部門では、1973年から2018年までの消費量の増加は0.8倍におさえられていますが、家庭での消費量は電化製品の普及などによって約1.9倍に増えています。2011年からは東日本大震災以降の節電意識の高まりなどで、やや減少傾向にあります。

【最終エネルギー消費と実質GDPの推移】

最終エネルギー消費と実質GDPの推移

出典:資源エネルギー庁「エネルギー白書2020」より作成

日本では限りある化石エネルギー資源を消費

日本では、エネルギーの85.5%を石油や石炭、天然ガスといった化石エネルギーに頼っています。化石エネルギーは、植物や動物の死がいが地層の中で1億年以上もの時間をかけて変化したもので、限りある貴重な資源です。

【日本で使われるエネルギーの割合(2018年度)】

日本で使われるエネルギーの割合(2018年度)

※再生可能エネルギー(水力を除く)とは、太陽光、風力、バイオマス、地熱などが含まれます。

出典:資源エネルギー庁「エネルギー白書2020」より作成

資源を守り温暖化を防ぐためにも省エネが大事

化石エネルギーは、燃やすと二酸化炭素(CO2)を出すため地球温暖化の要因にもなっています。2015年に開催されたCOP21※に向けて提出した「日本の約束草案」で、日本は2030年に2013年比で温室効果ガスを26%削減することを目標に掲げています。その達成のためには、家庭部門で排出されるCO2も40%削減することが目安となります。さらに、日本は2020年には2050年までに脱炭素を宣言しています。

【世界の二酸化炭素排出量(国別排出割合)(2017年)】

世界の二酸化炭素排出量
(国別排出割合)(2017年)

出典:EDMC「エネルギー・経済統計要覧(2020年版)」((一財)省エネルギーセンター)JCCCAウェブサイトより作成

【2013年度比温室効果ガス26%削減の各部門における内訳】

約束草案の達成に向けて
〜2013年度比 温室効果ガス26%削減の各部門における内訳〜

2030年度CO2排出量の目安
(単位:百万t-CO2
2013年度CO2排出量
(単位:百万t-CO2
エネルギー起源CO2 927 2013年度比
約25%削減
1,235
産業部門 401 2013年度比
約7%削減
429
業務その他部門 168 2013年度比
約40%削減
279
家庭部門 122 2013年度比
約40%削減
201
運輸部門 163 2013年度比
約28%削減
225
エネルギー転換部門 73 2013年度比
約28%削減
101

出典:環境省地球温暖化対策推進本部決定「日本の約束草案」よりJCCCA作成JCCCAウェブサイトより作成

家庭のエネルギーを見てみよう

エネルギーを何にどの程度消費しているかを把握することが、省エネの第一歩につながります。家庭で使うエネルギーを用途別に見ると、動力・照明他、給湯、暖房、厨房、冷房の順で使用量が多くなっています。

【家庭の用途別エネルギー消費】

家庭の用途別エネルギー消費

出典:資源エネルギー庁「エネルギー白書2020」より作成