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LNG-BOG再液化技術

目的


LNGへの入熱により発生するBOG(Boil Off Gas)を都市ガスの原料として使用する場合、BOGを都市ガスの送出圧以上に昇圧する必要があり、この送出圧が高くなるほど、昇圧のための動力は増大しコストが上昇します。そこで、BOGの安価な昇圧プロセスを開発・実運用しています。

 

現状


BOGを昇圧後熱量調整し高圧の都市ガスを製造するプロセスについて検討を加えた結果、「BOGをLNG冷熱で再液化し、液状態で昇圧した後、熱量調整、気化するプロセス」が最もコストを低減することが分かりました。そこで、本プロセスを扇島LNG基地と日立LNG基地で採用し、都市ガスの製造コストのさらなる低減に寄与を図りました。本技術は1999年度の日本エネルギー学会賞を受賞しました。

 

原理


開発したプロセスは、昇圧の大部分を液状態で行い、気化器で受ける海水からの熱エネルギーを昇圧に利用することによって、昇圧コストを大幅に低減するものです。このプロセスでは、再液化圧力が低いほど、昇圧コストが低減できます。
 
  • 発生したBOGをコンプレッサーで再液化圧力(0.5MPa程度)まで昇圧
  • 昇圧されたBOGは予冷熱交換器、プレートフィン熱交換器でLNGにより冷却再液化
  • 再液化されたBOGを昇圧ポンプでLNG払出圧力まで昇圧
  • 再液化BOGは冷却用LNGと合流し熱量調整後気化器(ORV)に送られる
  • 気化器に送られた再液化BOG混合LNGは、海水で加熱気化され高圧の都市ガスとなる
 

BOG再液化設備プロセス概略図

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