長い時間軸で設備と
ずっと向き合い、
エネルギーの安定供給に貢献。
プラントエンジニアリング
エネルギートレーディングカンパニー
エネルギー生産本部
エネルギー生産部
H.K.2017年度 入社
電気情報生命専攻
- #LNG基地
- #管理
- #電気
- #理系
※所属部署および組織名称は取材時のものです。現在の所属や名称とは異なることがあります。
入社のきっかけ
学生時代には電磁界解析の研究に取り組み、電気の専門性を活かせるインフラ業界を志望しました。数ある企業の中でも、電力事業の拡大に積極的に取り組んでいた東京ガスの挑戦者としての姿勢に惹かれて入社を決意。これから電気人材を増やしていくフェーズであり、自身の専門性を活かしながら会社と共に成長できる環境であることにも魅力を感じました。
キャリアストーリー
多様な設備と関係者に向き合い、ガスの安定供給を支える
エネルギー生産部におけるH.K.さんのミッションを教えてください。
東京ガスには海外から運ばれる液化天然ガス(LNG)を受け入れる4つの基地があり、首都圏を中心に多くのお客さまへ都市ガスを供給しています。LNG基地には多様な電気設備があり、それらの設計・維持管理に携わることで、ガスの安定供給を支えることが私の仕事です。
業務内容は多岐にわたり、各基地の設計やメンテナンスの検討、設備トラブルへの対応、工事計画に関する協議、設計・メンテナンス基準の見直しなどを幅広く実施しています。
しかし、4つの基地は建設された年代も歴史も異なり、一つとして同じものはありません。各基地の状況を深く理解し、将来も見据え、現場のメンバーと密にコミュニケーションを取りながら、最適な答えを導き出すことが求められます。
基地ごとに状況が異なるだけでなく、機械設備担当、システム担当、基地の設備を操作・監視してガス製造を行うオペレーターなど、それぞれの立場によっても考え方や視点は違います。多様な評価軸の中でどう対応することが最適か考え、設備関係の課題を解決し、ガスの安定供給を支えることが私のミッションです。
長い時間軸で設備とずっと向き合う、ユーザーエンジニアリングの醍醐味
電気エンジニアとしてのやりがい・事業の難しさを教えてください。
自分が設計に携わった設備が稼働する瞬間はもちろん、その後の運用まで一貫して見届けられるのが、この仕事の最大の魅力です。以前、あるLNG基地での新技術導入に携わったことがあるのですが、別のプロジェクトに参画して一度担当を離れ、数年後に再び戻ってきた時には、現場から新たな課題が挙がってきた、という経験があります。
設備には長いライフサイクルがあります。その中で、再び改善策を考え、反映させる。作った後も責任を持ち、継続的にPDCAを回し、設備とずっと向き合っていくのは、ユーザーエンジニアリングの醍醐味です。このように自分の仕事が設備の安定稼働、ひいてはエネルギーの安定供給に貢献できることには大きなやりがいを感じます。
また、この業務では多様な電気設備について知識と経験を深めることができ、自身の成長につながることにも魅力を感じています。
専門性を深め、新たな電源創出へ。変化する社会に応える挑戦
今後のキャリアビジョンについて教えてください。
以前、発電所を建造するプロジェクトに携わった際、激しく変化する電力市場の情勢や制度に関する知見が必要となる場面が多く、社内のスペシャリストの力を借りながら設計を進めました。その時、彼らの専門性の高さに大きな刺激を受けると同時に、世の中の情勢や制度の変化を踏まえ、常に学び続けることの重要性を痛感しました。
私自身、新しい電源を作っていくことには強い関心を持っており、今後はLNG基地で培った知識を活かし、再生可能エネルギーの発電プラントや蓄電所など、より幅広いプラントでの経験を積みたいと考えています。それぞれのプラントにおける設計の考え方は異なりますが、そうしたさまざまなプラントで新しいテーマに挑戦することで、技術者としてさらに成長できるはずです。
幸い、当社には各分野にスペシャリストがおり、若手でも挑戦できるフィールドが広がっています。これからも学びを止めず、電気エンジニアとしてさまざまなプラントの検討・設計・建設・運用に貢献していくことが目標です。
プライベートの過ごし方
脂とニンニクが好きで、ラーメンをよく食べます。最近は健康も気になり、リフレッシュも兼ねてランニングを始めました。今ではすっかりハマってしまい、「ラーメンとランニング」のサイクルが日々の活力になっています。