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思いやりのごはん

災害時の食事に配慮が必要な方へのレシピを紹介します。

思いやりレシピ

避難所での調理のポイント
  • 不衛生になりやすいため、手洗いをし、手袋やポリ袋を手に装着して調理をしましょう。
    特に加熱が済んだ料理は直接手で触れないようにしましょう。
  • 加熱をする際は中心温度がしっかり上がるように加温しましょう。加熱後にはできるだけ加工せずにそのまま食べましょう。
  • 下痢、発熱、手指に傷がある方は調理や配布を行わないようにしましょう。
  • 作った料理は取り置きすることなく、直ぐに食べましょう。保管環境によっては傷みやすく食中毒の発生を引き起こします。

乳幼児が食べやすい

コーンパンケーキ

材料(2人分)
  • ホットケーキミックス

    50g

  • ★ コーンドライパック
    レトルトパウチ

    1袋(50g)

  • 50ml(1/4 カップ)

作り方
  1. 材料をすべて混ぜ合わせ、2つの紙コップに生地を分ける。紙コップ2つを高密度ポリエチレン製のポリ袋に入れ、なるべく空気を抜いてねじり上げ結びます。

  2. 1/3の水を張ってお皿を敷いた鍋に1を入れ、蓋をして火をつけ、沸騰したら中火にし、約20分間加熱します。

  • *紙コップでなくても、高密度ポリエチレン製のポリ袋によるお湯ポチャでも作れます。その際は15分ほどで作ることができます。

  • *お湯ポチャする時に紙コップが倒れると中身が出てしまうので、傾かないように気をつけてください。
  • *コーンの代わりにココア(大さじ1)を入れてココアケーキにしたり、いちごジャム、マーマレードを入れてもおいしいです。
  • *乳児用に作る場合は、月齢によって★は、クリームコーン缶を使用してください。

パンをアレンジして食べやすく!

パングラタン風

(嚥下調整食分類2013嚥下調整食2-2)

材料
  • パン

    35g

  • お湯

    160ml

  • 乾燥マッシュポテト

    7g

  • コーンスープの素

    分包1袋(17g)

  • コンソメまたは塩

    お好みで

作り方
  1. パンを細かくちぎります。

  2. マッシュポテトにお湯を入れてかき混ぜ、コーンスープの素を入れます。

  3. 2へ細かくちぎったパンを入れて浸し、5分経ったら器へ移します。

    *さらに軟らかくしたい場合は器ごと湯煎にかけます。

ポイント
  • パンは水分を補うことで、またマッシュポテトをとろみ剤の代わりにすることで、飲み込む機能が衰えた方でも、食べやすくなります。お湯の代わりに流動食を使うと栄養価もUPします。

アレンジして食べやすく

おにぎりdeトマトリゾット風

(嚥下調整食分類2013嚥下調整食3)

材料
  • おにぎり

    1個

  • 野菜ジュース

    70ml

  • ツナ缶

    10g

  • 塩もしくはコンソメ

    お好みで

作り方
  1. おにぎりはごはんのみをポリ袋へ入れて粉々にします。

  2. ツナ缶と野菜ジュース、のりを入れて揉み、そのまま5分置きます。

  3. 味を調整し、器へ移します。

    *さらに軟らかくしたい場合は野菜ジュースの量を少し増やし、ラップをして器ごと湯煎にかけます。

ひとことアドバイス
  • 歯がない方や咬む力が弱い方はおにぎりをしっかりかみ砕くことができないため、食べづらいことが多いですが、リゾット風にすることで押しつぶしてたべることができ、飲み込みやすくなります。また、のどに張り付きやすい海苔も水分を含むことでしっとりし、食べやすくなります。

カップ麺も食べやすく

スプーンdeラーメン

(嚥下調整食分類2013嚥下調整食3)

材料
  • カップ麺

    1個

  • 乾燥マッシュポテト

    10g

作り方
  1. カップ麺を開封し、麺をポリ袋へ入れて細かく砕きます。

  2. 砕いた麺をカップへ戻し、乾燥マッシュポテトを入れて、規定の線までお湯を入れます。ラップで蓋をします。

  3. 規定時間の倍程度(やわらかい方が良い場合は約10分ほど)の時間を置き、かき混ぜてできあがり。

    *噛む力や飲み込む力に合わせてお湯を入れてからの時間を調整しましょう。

ポイント
  • 麺類は長いままだと気管に入りやすく危険なため、細かく砕いてスプーンで食べるようにすることで食べやすくなります。
  • マッシュポテトを加えることでほどよいとろみが付き、ひとまとまりになります。また、食べている途中での離水もしません。
  • スキムミルクを加えることでカルシウムがアップ。お湯を温めた野菜ジュースにすることでビタミンやミネラルも取れます。お好みでアレンジを。

パン粉をカレーでアレンジ

カレーパン風

(嚥下調整食分類2013嚥下調整食3)

材料
  • インスタントカレー

    1袋

  • パン粉(パンでも良い)

    15g(大さじ5)

作り方
  1. インスタントカレーは袋に入ったまま具材をつぶします。加熱が必要なタイプは湯煎などで加熱します。

  2. ポリ袋へ1.を入れ、その中へパン粉を入れてよく合わせます。

  3. お好みで味を調えできあがり。

    *パンを使用する場合は細かくちぎりながらカレーへ加えましょう。

ポイント
  • インスタントカレーによって入っている具材の大きさや量が異なります。硬くてつぶせない場合は取り除きましょう。また、カレーの量に合わせパン粉(パン)の量も調整しましょう。
  • ツナ缶などを足すとたんぱく質も多く補給できます。