東京ガス株式会社(社長:岡本 毅)は、このたび、本年5月1日から作品を募集しておりました「第27回建築環境デザインコンペティション」(後援:一般社団法人日本建築学会、公益社団法人空気調和・衛生工学会、株式会社新建築社)の入賞者を決定しました。
第27回建築環境デザインコンペティション受賞作品
応募作品数77点
最優秀賞 1点
優秀賞 3点
坂本 達典 |
他8名(株式会社山下設計) |
中村 義人 |
他7名(KAJIMA DESIGN/株式会社アルモ設計) |
小林 尭礼 |
他2名(千葉大学) |
佳作賞 10点
真島 嵩啓 |
他4名(法政大学大学院) |
京兼 史泰 |
他3名(芝浦工業大学大学院) |
足立 結実 |
他5名(株式会社ジェイアール東日本建築設計事務所) |
バンバタカユキ |
(takayuki.bamba+associates) |
越後 海 |
他2名(横浜国立大学大学院 Y-GSA) |
細谷 喬雄 |
他7名(株式会社日立建設設計) |
仲俣 直紀 |
他1名(東京理科大学大学院) |
清野 新 |
他1名(東京大学大学院) |
市原 裕之 |
他6名(清水建設株式会社/株式会社アデージ) |
浅野 晃宏 |
他1名(名古屋工業大学大学院) |
東京ガスは、環境にやさしい都市づくりに貢献していきたいと考えており、本コンペティションの実施を通して、これからますます活躍が期待される建築業界の方々や建築を専攻する学生の方々の飛躍の一助となり、ひいては建築業界の発展に微力ながらも貢献できればと考えております。
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建築環境デザインコンペティションとは |
1987年から開催し、今回で27回目の本コンペティションは、毎回、設計事務所や建設会社などの実務に携わっている方々や、将来有望な若手の設計者、建築専攻の学生の方々など、想像力にあふれた非常に高いレベルの作品が寄せられ、内外から高い評価をいただいております。
本コンペティションは、一般の建築デザインコンペティションとは異なり、「建築と設備のトータルな調和」という考え方に基づき、デザイン性だけではなく、機能性と環境との調和を求めて、建物の設備計画も合わせて提出いただくことが大きな特徴です。
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課題『「設備」を可視化した建築』について |
建築において設備は構造とともに重要な機能であり、建築空間を心地よいものとするために不可欠ともいえる役割を担っているが、設備機器がデザイン的に配慮されることはなかったと言ってよい。設備機器は包み隠されるものだったのである。
しかし建築のデザインに対する見方が変わってきて、設備は単に隠蔽されるものでなく、建築の主要な一部として姿形を見せるデザインが現れてきた。以降、建築において設備とは隠蔽すべきものなのか、あるいは露出すべきものなのかの議論が始まる。
ただし、設備は構造のような機能と形態が密接に関連するものではない。どこまでを見せ、どこからは見せないかが、建築家の重要な判断になる。
これからの建築において、設備を可視化することで、いままでと異なった空間の魅力を表現することができないだろうか。それは環境をつくることでもある。
可視化の意味を広げて考えて欲しい。求めているのは、設備と建築デザインのハイブリッドだということなのである。
「設備」を可視化することで、さらに豊かな建築空間が現出されることを期待したい。
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今回のコンペティションおよび作品の特徴 |
今回の課題『「設備」を可視化した建築』は、本コンペティションのサブタイトルにもあります「建築と設備のトータルな調和」という考え方に基づき、よりストレートに建築デザインと設備の調和を問う難しい課題でしたが、77件もの作品が寄せられました。建築と設備と自然環境という要素について、豊かな発想と技術的な知識を盛り込んだ素晴らしい作品が数多くあり、審査委員の先生方による熱のこもった議論の末、一次審査会では入賞作品14作品が選出されました。
公開審査会では、上位6作品のプレゼンテーションを経て、大橋一智さん他6名の作品「棲みかへ」が最優秀賞に選ばれました。
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公開審査の模様、受賞作品の公開 |
受賞内容の詳細については、雑誌『新建築』2014年2月号(2014年2月1日発行)にて発表します。また、建築環境デザインコンペティションのオフィシャルサイトにて、12月中旬から受賞者作品ほか、結果詳細について公開します。
建築環境デザインコンペティションのオフィシャルサイト(http://kenchiku.tokyo-gas.co.jp/)
以上
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【参考】第27回建築環境デザインコンペティション実施概要 |
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1. |
課題 |
『「設備」を可視化した建築』 |
2. |
応募対象 |
建築設計事務所、総合建設会社、専門設備工事会社、建築専攻学生などの意匠または設備設計(志望)者およびその組合せチーム |
3. |
賞金 |
最優秀賞 | 150万円(1点) |
優秀賞 | 50万円(3点) |
佳作賞 | 20万円(10点) |
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4. |
審査方法 |
作品審査は応募全作品を対象とした一次審査会を経て、一次審査通過者による公開審査(プレゼンテーション/審査員によるヒアリング)により最優秀賞を決定します。 |
5. |
審査委員 |
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委員長 |
古谷 誠章 氏(建築家・早稲田大学 教授) |
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委員 |
伊香賀 俊治 氏(慶應義塾大学 教授) |
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〃 |
田中 孝典 氏(株式会社 山下設計 代表取締役社長) |
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〃 |
西沢 立衛 氏(建築家・横浜国立大学大学院 Y-GSA 教授) |
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〃 |
原田 仁 氏(株式会社 三菱地所設計 専務執行役員設備設計統括部長) |
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〃 |
日置 滋 氏(清水建設株式会社 常務執行役員設計・プロポーザル統括) |
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〃 |
安田 幸一 氏(建築家・東京工業大学大学院 教授) |
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〃 |
児山 靖(東京ガス株式会社 都市エネルギー事業部長) |
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コーディネーター |
馬場 璋造 氏(株式会社 建築情報システム研究所 代表) |
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