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都市生活レポート「男性の育児・家事の意識と実態
〜育児現役世代と育児卒業世代の比較〜」を発行

東京ガス株式会社
平成25年11月26日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)都市生活研究所は、このたび都市生活レポート「男性の育児・家事の意識と実態〜育児現役世代と育児卒業世代の比較〜」を発行しました。

東京ガス都市生活研究所は、1986年に社内シンクタンクとして設立されて以来、生活者の立場から食生活や入浴、家事、室内環境など、エネルギー利用に関わる暮らしのあり方を考え、研究をおこなっています。

今回の調査では、男女雇用機会均等法施行と同時期に就職した40代、育児休業法などの制度が充実した後に就職した30代、中学・高校で家庭科が男女必修であった20代の「育児現役世代※1」を中心に、「育児卒業世代の50〜60代※2」との比較、男女の比較を踏まえながら、男性の育児・家事の実態と意識について明らかにしました。

※1 「育児現役世代」 20代〜40代で8歳までの長子がいる世代

※2 「育児卒業世代」 50〜60代で末子が12歳以上の世代

都市生活レポート「男性の育児・家事の意識と実態〜育児現役世代と育児卒業世代の比較〜」はWEBより、ダウンロードが可能です。
 http://www.toshiken.com/report/

今回の調査結果のポイント

◆育児・家事に関する意識は、育児現役世代男性の方が高く、育児に関しては妻の認識も一致している

・「男性も育児を積極的に行うべき」と思う卒業世代男性が約半数なのに対し、現役世代男性は約70%と高くなっている。男女ともに現役世代の意識が高く、特に男性は現役世代と卒業世代の差が顕著である。

・「家事を行っていた」と答える卒業世代男性が30%前後なのに対し、「行っている」現役世代40代男性は46.7%、30代は48.8%、20代では57.1%となり、若年男性ほど行っている人が多い。

・家事の意識は、男女間でギャップがみられ、女性は全ての年代で「夫は日常的に家事を行っていない」と思う人の方が多数であり、「夫が家事を行っている」という意識は育児よりも低いことがわかった。

◆育児・家事の大部分は妻が行っており、実態としては世代による違いはあまりない

・現役世代・卒業世代共に70%以上の男性が、自分で行っている育児・家事は「3割以下」と答えており、大部分は妻が行っている。

・現役世代男性は、妻が非共働きであっても、少ないながらも育児や家事を行っており、妻の就業状況に関わらず「できることは行う」という柔軟な姿勢が見られる。

◆育児現役世代男性は、育児を「楽しみたい」と思っている

・現役世代男性・卒業世代男性共に家事よりも育児を「行っている」意識が高く、家事よりも育児の方が「全く行わない」人が少ない。

・若年層は特に育児に関して「楽しむ」価値を見出しており、一層積極的な育児参加に繋がっているものと考えられる。

調査概要(回答者属性)

定量調査
  調査時期: 2012年10月
  調査方法: インターネット調査
  調査対象: 一都三県在住 20〜60代男女
配偶者、子供と同居していること
(単身赴任・別居・離婚を除く)
  回答者数: 7,349名
  育児現役世代 育児卒業世代
子どもの年齢 長子0〜8歳 末子12歳以上
年代 20代 30代 40代 50代 60代
男性 163 1857 772 201 280
女性 773 2441 365 237 260
男女合計 936 4298 1137 438 540
合計 6371 978
定性調査
  調査時期: 2013年3月上旬
  調査方法: グループインタビュー調査
  調査対象: 一都三県在住
25〜45歳男性(長子0〜8歳、配偶者が専業主婦・パート・フルタイムのいずれか)
25〜39歳女性(長子0〜8歳、本人が専業主婦・パート・フルタイムのいずれか)
  回答者数: 47名
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