『ガス暖房機器の清掃や換気等に関する調査』の結果を踏まえた
ガス暖房機器ご使用の際のお願いについて

東京ガス株式会社
平成25年11月19日

東京ガス株式会社（東京都港区、社長：岡本毅、以下「東京ガス」）は、2013年10月25日〜26日に、『ガス暖房機器の清掃や換気等に関する調査』を実施しました。その結果によると、冬場にガスファンヒーターを使い始める際に、「フィルターが目詰まりしていないか確認する」と回答した方が56.2％であり、また「フィルターを掃除する」と回答した方が50.4％と、ともに半数程度でした。また、ガス栓とガス機器の接続について、「ガスホース（コード）とガス栓が正しく接続されているか確認している」と回答した方が、49.8％、「ガスホース（コード）とガス機器が正しく接続されているか確認している」と回答した方が、50.4％と、ともに半数程度にとどまっていることから、引き続き、安全面において、フィルターの清掃が重要であることと、ガス栓とガス機器の正しい接続が重要であることを伝える必要性が確認されました。
さらに、ガスファンヒーターの使用中の換気について質問したところ「全く換気をしない」「換気をしないことが多い」と回答した方を合わせると26.5％と3割弱に上りました。冬本番を迎えるこれからの時期、各ご家庭、職場では、部屋を閉め切ってガスファンヒーター等の暖房機器をフル稼働させることが多くなってまいります。ガス機器をご使用になる際には、一酸化炭素（CO）中毒につながる恐れがあることから、十分に換気を行うようお願いいたします。

弊社は、今後もお客さまに安心してガスをお使いいただけるよう努めてまいります。
何卒、ご協力くださいますよう重ねてお願いいたします。

機器内部にほこりがたまっている状態で、そのままお使いになりますと思わぬ事故につながる恐れがあります。安全かつ快適にご使用いただくために、冬場にガスファンヒーターを使い始める際、ならびに使用後は月に1回程度は機器の下やフィルター、および温風吹き出し口のほこりを掃除機等で取り除いてご使用いただくようお願いいたします。

ガス栓やガス機器とガスホース（コード）との接続が不完全な状態で使用されると、接続箇所からガスが漏れる可能性があります。ガスホースはガス栓に記された赤い線まで、しっかりと差し込んでください。ガスコードはカチッと音がするまで、確実に差し込んでくださいますようお願いいたします。

ガス機器の使用時に換気が不十分だと、不完全燃焼による一酸化炭素（CO）中毒を起こす恐れがあります。特に、ご家庭の台所など屋内に設置されている小型湯沸器、およびガスコンロ、ガスファンヒーター、ガスストーブ、業務用厨房機器などをご使用になる場合は、十分な換気が必要ですのでご注意下さい。

ガス機器を長期間ご使用になると、部品の劣化による故障等、思わぬ事故の原因となることがあります。 10年程度以上ご使用になられたガス機器は、2009年4月1日施行の消費生活用製品安全法で設けられた「長期使用製品安全点検制度（有料）」を受けられることをお勧めします。この制度は、経年劣化により特に重大な危害を及ぼす恐れの多い品目を「特定保守製品^※1」と定義した制度であり、「特定保守製品」の製造者（メーカー）、販売者、所有者等がそれぞれ適切に役割を果たして経年劣化による事故を防止することを目的としております。
当社製品の「長期使用製品安全点検制度」に関するお問い合わせは、以下へご連絡をお願いいたします。