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都市生活レポート「ファミリー世帯の洗濯と乾燥2013」を発行

東京ガス株式会社
平成25年6月6日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)都市生活研究所は、このたび都市生活レポート「ファミリー世帯の洗濯と乾燥2013」を発行しました。

東京ガス都市生活研究所は、1986年に社内シンクタンクとして設立されて以来、生活者の立場から食生活や入浴、家事、室内環境など、エネルギー利用に関わる暮らしのあり方を考え、研究をおこなっています。

今回の調査では、近年、家事の時間短縮・省手間ニーズが強くなるなか、全自動洗濯乾燥機や衣類乾燥機器の普及やホームクリーニング用・部屋干し用をうたった洗剤の登場などが、日常の洗濯や乾燥の行動に変化や影響を及ぼしているのではないかと予想し、調査を実施しました。
第一章では「日常の洗濯・乾燥」の実態・意識について、第二章では「ホームクリーニング」の実態・意識について調査を実施し、現在の洗濯・乾燥の実態と意識を明らかにしました。

都市生活レポート「ファミリー世帯の洗濯と乾燥2013」はWEBより、ダウンロードが可能です。
 http://www.toshiken.com/report/

今回の調査結果のポイント

■大型の洗濯機や全自動洗濯乾燥機の普及が進んでいる。一方、洗濯頻度は従来と同じ。

・一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)における容量7kgの全自動洗濯機の所有率は1994年には4%だったが、2012年には約6割とこの20年で、家庭の洗濯機の大型化は急速に進んでいる。しかしながら洗濯頻度は、2003年に行った調査と大きな差はみられず、最も多いのが「週8回以上」の32.5%、「週5〜6回」以上では75.1%が該当し、ファミリー世帯の多くがほぼ毎日洗濯している。

■洗濯物は屋外干しを理想としており、実際に屋外に干している。

・洗濯物の理想の乾かし方は「屋外干し」が最も多く、89.3%を占めていた。「屋外干し」を理想とする理由を年代別に比べてみると、20代は「一度にたくさん乾かせる」「経済的」など利便性や経済性を重視していることがわかった。また室内干ししたくない理由でも、20代は「洗濯物の臭いが出る」が74%と全年代の中で最も高かった。他の調査結果より若年層は清潔志向が他の年代より強い傾向があり、そのことが影響していると考えられる。

■リビングに室内干しをしている人は、リビングでの結露やカビの発生経験が高い

・室内干しの主な場所としてあげられているリビングについて、「リビングに干す」グループと「リビングに干さない」グループとで「結露」や「カビ」の発生経験を比較したところ、「リビングに干す」グループの方が、発生経験が高く、10ポイント以上の差があった。

■衣類乾燥機器の所有は増えたが、日常的に使用する人は限られている。

・衣類乾燥機器は64%が所有している。全自動洗濯乾燥機は衣類乾燥機器の中で最も所有率が高いが、全自動洗濯乾燥機の「衣類乾燥機能」は約6割が使用しておらず、あまり使われていない実態が明らかになった。

■ホームクリーニングの実態

・ホームクリーニングの方法には年代差が大きく、中高年層が手洗いし、陰干ししているニットを若年層は洗濯機で洗い、日にあてて干す割合が高いなど、現時点では洗濯・乾燥に対する意識や実態は2極化していることがわかった。

・若年層ほどホームクリーニングのすべての工程を面倒だと思っているが、「アイロンがけ」「手洗い」が面倒だという割合はどの年代も5割を超えている。

調査概要

定量調査(1)「洗濯・乾燥に関する調査」

調査時期:2012年7月

調査方法:インターネット調査

調査対象:一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)在住の20代〜60代既婚女性、かつ週1回以上自分で洗濯をする方(単独世帯および社宅・寮にお住まいの方を除く)

回答者数:1,467名

定量調査(2)「洗濯・乾燥に関する追跡調査」

調査時期:2013年1月

調査方法:インターネット調査

調査対象:定量調査(1)の対象者

回答者数:711名

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