東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)は、本日、米国産LPガスの購入に関する基本条件について、アストモスエネルギー株式会社(社長:山ア 達彦、以下「アストモス社」)との間で合意確認書を締結いたしました。
これにより、東京ガスは2013年から6年間にわたって、合計約40万トンの米国産LPガスを受け入れることとなります。
東京ガスが米国プロパン連動価格(*1)を価格指標に適用したLPガスを購入するのは初めてとなります。
東京ガスは、都市ガスの原料などにLPガスを使用しており、供給源の多様化による安定調達、原料調達コストの低減を目的に、米国産LPガス調達に関する協議をアストモス社と進め、本日、合意確認書の締結に至りました。
アストモス社は、米国テキサス州ヒューストンでLPガス輸出基地を運営する米国エンタープライズ社からLPガスを購入し、日本へ輸送する一部を東京ガスへ販売します。
東京ガスは、契約期間の内、2015年までは、アストモス社がエンタープライズ社と既に締結している契約から調達し、2016年以降は、本日、アストモス社がエンタープライズ社と締結した新規契約から調達します。いずれもアストモス社が極東向け価格指標CP(*2)と異なる米国プロパン連動価格を指標とする購入契約からの調達となります。特に2016年以降については、東京ガスは、主要買主としてアストモス社の新たな購入契約締結を後押しすることで、CPと異なる価格指標でLPガスを引き続き購入することになり、こうした取り組みが、世界需給をより反映したLPガス価格体系の実現につながることを期待します。
東京ガスは引き続き、原料価格の低減に向け、原料調達の多様化や海外でのバリューチェーン拡大にチャレンジし、経済性の高い都市ガスの安定供給に努めて参ります。
*1: 米国テキサス州モントベルビュー市場で取引される価格。
*2: サウジアラビアの国営企業であるサウジアラムコ社が市場情報を参考にしつつ、毎月取引先に通告し、中東産ガス国が極東向けLPガス販売に適用する価格指標。
以上
|