東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)は、主に業務用の中小規模施設※1向け省エネ・節電を支援するシステム「楽省BEMS
※2(「らくしょうベムス」、以下「本システム」)」を開発しました。今後試験導入を経て、2013年度中に本システムを活用したサービスを開始します。
本システムは、主に業務用の中小規模施設の空調、照明、換気などの電気設備と、ガスヒートポンプ、コージェネレーションシステムなどのガス設備の運転を最適に制御し、省エネを実現するとともに、お客さまの光熱費を約10%以上削減します※3。また、当日の天気予報やお客さまの過去のエネルギー使用実績などから、1時間毎の電気とガスの使用量を予測し「見える化」することで、お客さまのさらなる省エネ・節電行動を促進します。
電気設備に加えてガス設備の運転も自動で最適に制御する機能や、電気とガスの1日の使用量を予測し「見える化」する機能を備えたシステムの開発は、日本で初めてとなります。
東京ガスは、「チャレンジ2020ビジョン」で「オフィスビル・工場等でエネルギーを賢く使う『スマート化』の推進」を掲げており、本件はその一環になります。
東京ガスは、今後も、ICT(情報通信技術)を活用したBEMS(ビルエネルギー管理システム)やスマートメーターで、オフィスビルや工場等におけるエネルギーの「見える化」、再生可能エネルギー・コージェネレーションシステム・空調機器・ボイラなどの設備機器の最適運転制御など、システム機能とサービスメニューの充実を図り、省エネ・節電をはじめとしたさまざまなニーズに応えていきます。
なお、本システムは2012年11月20日(火)〜22日(木)に、東京ビックサイト(東京都江東区)で開催されるエネルギーソリューション総合展「熱電プラザ2012」※4にて展示されます。
※1: |
床面積5,000m2〜20,000m2の施設。 |
※2: |
「楽省BEMS」は、東京ガス株式会社が商標登録出願中です。 |
※3: |
床面積5,000m2のガス空調を利用したオフィスビルにおける削減効果の試算。
実際の削減効果は、お客さまの使用状況や管理状況によって異なります。 |
※4: |
東京ガスと一般社団法人日本ガス協会が主催する展示会。開催時間は10:00〜17:00。入場無料。 |