東京ガス株式会社(社長:岡本毅、以下「東京ガス」)は、ガスヒートポンプ(以下、「GHP」)の運転管理・制御を、東京ガスがお客さまに代わって遠隔で行い、省エネ運転を実現するサービス「Green Help Pro(グリーン ヘルプ プロ)」(以下、「本サービス」)※1を本年8月1日から営業開始いたします。
本サービスは、遠隔でGHPの運転管理・制御を行い、省エネ・節電効果に優れるGHPの省エネ性をさらに向上させ、年間ガス消費量の約20%の削減※2を図る新たな省エネサービスです。
GHPは、ガスエンジンでコンプレッサーを駆動し、ヒートポンプによって冷暖房を行う業務用空調機で、事務所ビル、店舗・商業施設、学校、病院など、さまざまな用途に導入されています。
本サービスでは、GHPの運転制御の基準となる目標温度(以下、「目標温度」)※3を予めお客さまに指定いただきます。東京ガスは、実際の室内温度を目標温度に維持しながら省エネが実現できるよう、気象条件や室内の人数などによって変動する空調負荷に応じた最適なGHPの運転制御を遠隔で行います。また、目標温度と異なる温度に、室内機の温度設定の変更が行われた際には、遠隔で室内機の温度設定を元に戻すことや、お客さまが予め指定した時刻に遠隔で確実に運転停止を行い、消し忘れの防止をすることができます。さらに、GHPの運転状況、ガス使用量の実績、本サービス利用によるガス使用量の削減効果などを、お客さま専用のインタ-ネットホームページで確認できます。
利用料はGHP室外機1台当たり年額21,000円(税込)※4です。
東京ガスは、これまで以上に省エネを重視した空調の運転を行いたいと考えているものの、常駐の設備管理者が不在のため、きめ細かい空調機の運転管理・制御ができないというご要望をお持ちのお客さまに対して、GHP導入の付加価値として、本サービスをご提案してまいります。初年度は100件の加入を目指します。
東京ガスは、今後も電力ピークカットや省エネ・省CO2に貢献する空調システムとして、GHPをはじめとしたガス空調の普及拡大に努めるとともに、お客さまが快適に省エネを実現できるような商品やサービスの開発、提案を進めてまいります。
※1 |
「Green Help Pro(グリーン ヘルプ プロ)」は東京ガス株式会社の出願商標です。 |
※2 |
ガス消費量の削減値20%は、東京ガスの実証試験における標準値であり、お客さまの空調の使用状況や指定する温度などによって異なります。 |
※3 |
東京ガスは運転管理用データとして登録し、運転・制御の基準とします。お客さまが専用のインタ-ネットホームページを通じて目標温度の登録・変更の操作をすることも可能です。 |
※4 |
加入後1年間は無料サービス期間となります。 |
下記すべての条件に合致するお客さまに加入いただけます。加入の際に初期費用のご負担はなく、GHP室外機1台当たり年額21,000円(税込)のサービス利用料のみで利用が可能です。