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家庭用燃料電池「エネファーム」累計販売台数1万台を達成

東京ガス株式会社
平成24年4月20日
広報部

 

   東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)は、4月19日、家庭用燃料電池「エネファーム」(以下、「エネファーム」)の累計販売台数1万台※1を達成しました。「エネファーム」の累計販売台数が1万台に達したのは東京ガスが初めてとなります。

   東京ガスは、2009年5月に、世界で初めて一般住宅用の家庭用燃料電池として「エネファーム」を販売開始し、2011年4月には、大幅なコストダウン、発電効率の向上、商品の小型化など、お客さまのニーズにお応えした新製品を発売いたしました。また、「エネファーム」は、分散型エネルギーシステムとして、省エネ・省CO2といった環境性に加え、社会的ニーズの高まっているエネルギーセキュリティの向上や、電力ピークカットについても貢献することができます。
   こうした中、住宅メーカーさまやご家庭のお客さまにご採用いただき、2009年度に約1,500台、2010年度に約2,400台、2011年度に約5,700台を販売し、このたび販売開始から約3年で累計販売台数が1万台に達しました。2012年度は7,100台の販売を目指しています。
   東京ガスは今後も「エネファーム」の普及を通じて、お客さまの快適な暮らしと地球環境の保全、電力ピークカットなどに貢献してまいります。

エネファームの特徴

   「エネファーム」は、都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、発電した電気は家庭内で利用します。電気をつくる場所と使う場所が同じであるため、発電時に出る熱を無駄なく活用でき、また送電ロスもないことから、エネルギーを有効に活用できる環境に大変やさしいシステムです。火力発電所からの電気と、都市ガス給湯暖房機からの給湯・暖房を行なう方式※2と比べ、定格発電時にCO2排出量を約48%削減、一次エネルギー消費量を約35%削減できます※3。また、年間の光熱費を約5〜6万円節約、年間のCO2排出量を約1.5トン削減できます※4。発電効率は定格発電効率40%(LHV)※5を達成しています。
   また、国の導入支援策として補助金制度が設定されており、「エネファーム」を導入されるお客さまへの助成に加え、製品に対する高い信頼性も得ています。

※1: 東京ガスが協力企業に販売した台数。
※2: 電気は火力発電所から供給し、熱は東京ガスが供給する都市ガスを使用する方式です。機器は、ガス給湯暖房機、ガス温水床暖房(居間)、居間以外の暖房・冷房は電気エアコンを使用した場合を想定しています。
※3: 定格運転時の発電量(0.75kWh)と熱回収量(0.94kWh/約32L・40℃)を、従来の火力発電所からの電気と、都市ガス給湯暖房機からの給湯・暖房を行なう方式でまかなった場合との比較です。
※4: 試算条件は、下記のとおりです。
●一戸建(延床面積 150m2)4人家族を想定。●年間負荷/給湯:15.4GJ、風呂保温:1.7GJ、調理:2.2GJ、 冷房:3.1GJ、床暖房:12.6GJ、エアコン暖房:8.8GJ、照明他:16.8GJ。●CO2換算値/都市ガス:2.29kg-CO2/m3、電気:0.69kg-CO2/kWh。●一次エネルギー換算値/電気:9.76MJ/kWh、ガス:45 MJ/ m3、給湯暖房効率:80%。●ガス料金は各家庭用選択約款契約(東京地区等)、電気料金は東京電力の従量電灯B契約の平成24年3月時点(3月8日以降)の平均原料・燃料価格に基づきます(基本料金含む)。従来システム:「暖らんぷらん」適用、エネファーム:「エネファームで発電エコぷらん」適用。●電気料金/従来システム、エネファームともに従量電灯B適用、契約アンペア40A。
※5: LHVは低位発熱量基準(Lower Heating Value)の略。燃料ガスを完全に燃焼したときの発熱量から水蒸気の凝縮潜熱を差し引いた値。(対比:HHV=高位発熱量基準、HHV≒0.9×LHV)
 

エネファームの外観

エネファームの外観

エネファームの仕様概要

性能 発電出力 250W〜750W
定格発電効率 40%(LHV)
36%(HHV)
定格熱回収効率 50%(LHV)
45%(HHV)
貯湯タンク容量 200リットル
寸法 燃料電池ユニット H1,883mm×W315mm×D480mm
貯湯ユニット H1,883mm×W750mm×D480mm
重量 燃料電池ユニット 100Kg
貯湯ユニット 125Kg
設置面積 約2.0m2
希望小売価格(税込、設置工事費別) 2,761,500円
メンテナンスサポート 10年間
以上
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