東京ガス株式会社(本社:東京都港区、社長:岡本毅)は、同社扇島工場(横浜市鶴見区)において、2013年10月の完成を目指し4基目となるLNG地下タンク(以下「4号LNGタンク」)の建設をしております。
本日、その建設過程における一つの工程としまして、タンク底部で組み上げた屋根を空気の圧力で持ち上げる方法(エアレイジング方式)で上まで持ち上げる作業を行い、無事終了しました。
建設する4号LNGタンクは、従来の20万klタンクと同じ直径で、深さを12.5m深くすることにより、世界最大となる25万klの貯蔵能力を実現しました。本25万klタンク1基で、一般のご家庭の年間使用量の約36万件分に相当する都市ガスを供給することが出来ます。
扇島工場は、1998年に稼働を開始しました。2003年に3号LNGタンク(20万kl)が稼働していますが、 4号LNGタンクの完成により、同工場のLNG貯蔵能力は現在の60万klから85万klに拡大します。
東京ガスグループは、「チャレンジ2020ビジョン」において「LNGバリューチェーンの高度化」を掲げ、その一環として「エネルギーの安全かつ安定的な供給」を推進しており、今後も更なるエネルギーの安全かつ安定的な供給に努めてまいります。
LNG地下タンクにブロワー(送風機)を設置し、現在タンク底部にある屋根の下に、送風管を通じて空気を送風し、空気の圧力で屋根を押し上げます。(説明図参照)