プレスリリース
お問い合わせはこちらへ
first

扇島工場の4号LNG地下タンクの屋根揚げ施工完了について

東京ガス株式会社
平成24年3月26日
広報部

 

   東京ガス株式会社(本社:東京都港区、社長:岡本毅)は、同社扇島工場(横浜市鶴見区)において、2013年10月の完成を目指し4基目となるLNG地下タンク(以下「4号LNGタンク」)の建設をしております。
   本日、その建設過程における一つの工程としまして、タンク底部で組み上げた屋根を空気の圧力で持ち上げる方法(エアレイジング方式)で上まで持ち上げる作業を行い、無事終了しました。

   建設する4号LNGタンクは、従来の20万klタンクと同じ直径で、深さを12.5m深くすることにより、世界最大となる25万klの貯蔵能力を実現しました。本25万klタンク1基で、一般のご家庭の年間使用量の約36万件分に相当する都市ガスを供給することが出来ます。

   扇島工場は、1998年に稼働を開始しました。2003年に3号LNGタンク(20万kl)が稼働していますが、 4号LNGタンクの完成により、同工場のLNG貯蔵能力は現在の60万klから85万klに拡大します。

   東京ガスグループは、「チャレンジ2020ビジョン」において「LNGバリューチェーンの高度化」を掲げ、その一環として「エネルギーの安全かつ安定的な供給」を推進しており、今後も更なるエネルギーの安全かつ安定的な供給に努めてまいります。

エアレイジングの様子

開始時 途中(中間時) 完了時
開始時 途中(中間時) 完了時

エアレイジング概要

   LNG地下タンクにブロワー(送風機)を設置し、現在タンク底部にある屋根の下に、送風管を通じて空気を送風し、空気の圧力で屋根を押し上げます。(説明図参照)

【仕様】
屋根重量 約960トン
浮上高さ 約55.8m
説明図 エアレイジング概要 説明図

4号LNGタンク概要

貯槽容量 25万kl
貯槽内径 72m
液深 61.7m(液面からの深さ)
建設着工 2009年11月
完成予定 2013年10月
設計・施工 清水建設株式会社(本社:東京都港区、社長:宮本洋一)
株式会社IHI(本社:東京都江東区、社長:釡和明)
IHIプラント建設株式会社(本社:東京都江東区、社長:安藤栄)

扇島工場概要

敷地面積 312,245m2
受入設備 1バース(シーバース形式、LNG・LPG共用)
LNGタンク 地下式 4基
LPGタンク 地下式 1基
気化器 オープンラック式 11基

以上

この件に関するお問合せはこちらへ
はじめへ
[ プレスリリース一覧に戻る ] | [ ひとつ前に戻る ]