積水ハウス株式会社
東京ガス株式会社
平成24年3月6日
積水ハウス株式会社(社長:阿部 俊則、以下「積水ハウス」)は、2012年6月販売開始予定の「グランドメゾン狛江」(以下「本物件」)(所在地:東京都狛江市和泉本町、総戸数:524戸)において、東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)が販売している「太陽熱利用ガス温水システム『SOLAMO(ソラモ)』」(以下「SOLAMO」)と「ガスコージェネレーション」の2つのシステムが作り出すエネルギーを活用する「ダブル創エネ」を採用いたします。
本物件では、屋上に設置された「SOLAMO」の太陽熱集熱器(パネル)で集めた太陽熱と「ガスコージェネレーション」の排熱により貯湯器内の水道水を直接加温する方式(以下、「水道水直接加温方式」)で、あらかじめ約30°C の温水(予熱水)を作り出し、各住戸に設置された潜熱回収型高効率給湯器「エコジョーズ」※1に供給いたします。給湯器内で水道水を加温してお湯にする従来の方式と比べてガス消費量を削減することができ、潜熱回収型高効率給湯器「エコジョーズ」の効果と合わせてマンション全体でCO2を年間約180t削減し、住戸一戸当たりにおいてはガス代を年間約17,000円※2節約することができます。
分譲集合住宅での水道水直接加温方式による「ダブル創エネ」の採用は日本で初めてとなります。
また本物件においては、災害時の安全・安心を高めるため、停電時の非常用電力供給システムとして、マンション内の自家発電機に加え、「ガスコージェネレーション」には停電対応型のものを導入します。両機器の導入により、災害等の停電時であっても、電源バックアップを行い、避難拠点となる共用施設の照明・電源コンセント・給水ポンプ・一部のエレベーターに電力を供給する計画としております。なお、ガスコージェネレーションにより発電された電気は、通常時においては各戸に供給され、各戸で使用される電気の一部をまかないます。
積水ハウスは「エコ・ファースト企業」として、「快適性」「経済性」「環境配慮」の3つのメリットをかなえ、普通に生活するだけで地球環境に貢献でき、CO2削減を実現する環境配慮型住宅「グリーンファースト」をマンションにおいても推進しています。本物件では省エネ・創エネ設備として、「ダブル創エネ」と非常用電力供給システムを採用いたします。また快適な暮らしへの配慮はもちろん、既存樹を利用した外構計画、いきいきと暮らすための菜園ガーデン・入居者イベント開催スペース・絵本ライブラリーの設置などコミュニティ形成を推進する工夫も数多く取り入れております。
※1 |
これまで捨てていた熱を効率的に回収することにより、給湯効率が従来の80%から95%まで向上した高効率給湯器。 |
※2 |
家族3人、集合住宅80m2RC造、年間給湯負荷/戸を13.7GJで試算。 |
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外観イメージパース |
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