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東京ガス 都市生活研究所 設立25年
『生活者研究から空間提案へ〜生活空間コンセプト〜』作成

東京ガス株式会社
平成24年1月30日
広報部

 

   東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)都市生活研究所では、このたび設立25年を迎え、今までの年代別ライフスタイル研究をもとに、具体的実現に向けて『生活者研究から空間提案へ〜生活空間コンセプト〜』を作成しました。

   都市生活研究所では近年、生活者の顕在化していないニーズを明らかにする研究に積極的に取り組んでいます。豊かになってきた現代社会では、新しいニーズが見出しにくくなってきているからです。

   今回は、「生活者が暮らしに何を求めているのか」を今までの年代別ライフスタイル研究をもとに、20代から60代までを俯瞰できる形でまとめました。 さらに、年代別ライフスタイル研究から導いた「ニーズ」をもとに、住まいではどのような空間が求められているか、という空間ごとのニーズを明らかにしました。また、ニーズを満たす空間の方向性として「生活空間コンセプト」を作成し、イメージしやすくするために「アイデアスケッチ」として具現化しました。

   年代別ライフスタイル研究は、このように生活空間を考えるだけでなく、新たな設備やサービスの分野でも活用していきたいと考えており、皆さまと一緒により良い暮らしの実現に貢献していきたいと考えています。

   都市生活研究所では、今後も「生活者視点」の研究スタンスを大切にしながら、「生活者にとって本当に価値のある暮らし」を創造するために活動してまいります。

『生活者研究から空間提案へ〜生活空間コンセプト〜』は東京ガス都市生活研究所WEBからダウンロードできます。 http://www.toshiken.com/report/

主な内容

年代別ライフスタイル研究
   生活者の「ライフスタイル」は、「生活構造」「生活意識」「生活行動」の3つにより決まるといわれています。
   年代別ライフスタイル研究では、まず、既存研究やプレヒアリングでそれぞれの世代観やライフステージを把握します。それをベースに定量調査や定性調査などを組み合わせて意識や行動を明らかにすることで各年代の見えないニーズを探ります。

【年代別ライフスタイル研究から導き出されたそれぞれの年代のニーズの特徴】
■20代(1981-1990年生まれ)
 自分を大切にしたい、
親しい人に大切にされたい
■30代(1971-1980年生まれ)
 家族と自分 バランスよく暮らす
■40代(1961-1970年生まれ)
 役割も責任も果たしたい、
自分のこともあきらめない
■50代 (1951-1960年生まれ)
 「自分のため」に心地よく
■60代(1941-1950年生まれ)
 家族との関係を再び重視
各年代の生活空間コンセプト
   生活空間コンセプトとは、生活者のニーズを住まいで実現するために求められる空間の方向性を示したものです。
   今回は年代別ライフスタイル研究から導いた各年代のニーズをもとに、食や入浴などの空間ごとに「暮らしに何を求め、どのような生活空間を望んでいるのか」を明らかにし、その生活ニーズを満たす生活空間コンセプトを作成します。さらに、生活者がイメージしやすくするためアイデアスケッチとして具現化しました。

東京ガス 都市生活研究所について

東京ガスの社内シンクタンクとして1986年7月に設立されました。生活者の立場から食生活や入浴、家事、室内環境など、エネルギー利用に関わる暮らしのあり方を考え、提言することを目的に研究をおこなっています。
25年にわたり、「生活者にとって本当に価値がある暮らし」の提言を社内外に向けて発信してきました。
現在、「生活者研究」では、意識や行動を把握するにとどまらず、ニーズや価値観を深く洞察することにより、求められる生活価値を発見しています。また、発見された生活価値を暮らしの中で具現化することに取り組んでいます。このため、価値を実現する空間の方向性を提案する「生活空間提案研究(生活空間コンセプト)」や、食や入浴などのエネルギー利用における「効用の検証」を行っています。
所長、生活研究チーム5名、発信活用チーム3名、キッズデザイン協議会出向1名、計10名。

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