東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)は、このたび、Siemens Project Ventures(シーメンス プロジェクト ベンチャーズ、以下「SPV」)ならびに、Tessenderlo Chemie(テッセンデルロ ケミー、以下「TC」)との間で、ベルギーの天然ガス火力発電所の運営を行う「T-Power N.V.(ティー パワー エヌヴィー)」の株式売買契約書の締結を行ないました。東京ガスでは、欧州での発電事業へ参画するのは初めてとなります。なお、株式売買の完了は、欧州委員会など関係各所からの承認を条件としております。
東京ガスは、子会社である Tokyo Gas International Holdings(東京ガス インターナショナル ホールディングス)の子会社としてTG Europower(ティージー ユーロパワー)を設立し、同社を通じて、SPVおよびTCから13.33%ずつ、合計26.66%の株式を取得致します。「T-Power」は、2011年6月からベルギー北部の工業団地で操業する天然ガス火力発電所で、ドイツ大手電力会社RWEグループと長期発電委託契約※1を締結しており、長期にわたる安定した収益が期待できます。
東京ガスは、「2009年度〜2013年度グループ中期経営計画」において、上流・海外事業への投資規模を約1,500億円と予定しており、本件への参画はその一環になります。
なお、東京ガスの海外における発電事業への参画は、メキシコにおける2件の発電事業に続き3件目となり、今後も上流権益の獲得をはじめとするLNGバリューチェーンにおける事業を積極的に展開してまいります。