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東京ガス 都市生活研究所 が都市生活レポートを発行
『入浴による肌への効果〜キレイな肌は浴槽入浴から〜』

東京ガス株式会社
平成23年9月9日
広報部

 

   東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)都市生活研究所では、このたび、都市生活レポート「入浴による肌への効果〜キレイな肌は浴槽入浴〜」を発行しました。

   「美容」に関しては、女性はもちろん、近年は若い世代を中心に男性の関心も高くなっています。東京ガス都市生活研究所の調査によると「外見が美しいことは大事である」と答えた人は、20代女性は78%、20代男性では68%でした。

※都市生活レポート「健康・美容に関する生活者の意識」(2010年11月)


   一方、入浴でお湯に浸かり体が温まると皮膚血流が増加することから、皮膚に栄養や酸素が補給され、老廃物の排出が促進されやすくなります。これにより、新陳代謝や皮脂分泌が活発になり、肌荒れ改善や肌のキメ改善が期待できると言われ、美容関係の専門家も肌によいと浴槽入浴を重視している人が多く見られます。
   今回、都市生活研究所では、日頃「シャワー入浴」をしている20〜30代男女を対象とし、入浴方法を「浴槽入浴」に変えることによって、肌状態にどのような影響が見られるか、実験を行った結果をまとめました。

今回の実験結果の要約

1.「シャワー入浴」習慣の女性が「浴槽入浴」を2週間行うことで、以下の項目で肌状態の改善がみられた(肌測定データで、「シャワー入浴」に比べ有意な差、または有意傾向がみられた。)
「目尻と頬の水分量」 「下腿(膝から足首の部分)の肌弾力」 「頬のキメ係数」
さらに、専門家による視診・触診によると「肌のくすみ、つや、滑らかさ、潤い感」など肌状態が良好になり、画像の分析によると「キメ、剥離角質細胞」の改善傾向が多くみられた。
2.「シャワー入浴」習慣の男性についても、「浴槽入浴」を2週間行うことで、以下の項目で肌状態の改善がみられた(肌測定データで、「シャワー入浴」に比べ有意な差がみられた。)
「頬の肌柔軟性」「目尻のシワ係数」
専門家による視診・触診によると「ギラつき、ニキビ・吹き出物、滑らかさ、潤い感」など肌状態が良好になった。

   今回の実験では、普段「シャワー入浴」を行っている人が、スキンケア方法は変えずに入浴方法を「浴槽入浴」に変えるだけで、肌の状態がよくなる結果でした。「浴槽入浴」は、「家で」「日々できる」点においてとりいれやすく、継続することで美容効果が期待できます。ぜひ、毎日の入浴では浴槽でお湯に浸かることをお勧めします。

実験概要

   日頃シャワー入浴をしている20〜30代男女を対象として、入浴方法(「浴槽入浴」または「シャワー入浴」)を変えた2週間のモニター試験を行ない、肌状態にどのような違いが見られるか、検証を行った。

1.モニター試験実施期間 2010年11月〜12月の間の2週間
2.モニター人数および条件 20代と30代の健常な男女 48名(男女各24名ずつ)、日頃シャワー入浴をしている人。(※女性1名 途中で中止。データに反映なし)
3.テスト方法 (1)男女とも「浴槽入浴」群 12名と「シャワー入浴」群 12名ずつ分ける
(2)自宅にて1日1回、それぞれ指定された入浴方法で2週間入浴する。(好きな時間帯に入浴)
「浴槽入浴」:お湯の温度は38℃以上、入浴剤は使用しない、10分以上肩までお湯につかる
「シャワー入浴」:お湯の温度は40℃程度
(3)スキンケア方法や化粧品を変更しない。
(4)旅行など普段と異なる生活をしない。
(5)開始時と2週間後に、それぞれ肌の測定とアンケートを実施する。
4.盲検化及び無作為化 スタート時に肌水分量、肌皮脂量、角層水分蒸散量、肌弾力、キメ・シワ係数がランダムになるように男女それぞれ2群に分ける。
入浴方法の振り分けはモニター管理者が行い、測定者に知らせない。
5.測定条件 (1)顔には、女性はメイクを落とすためにW洗顔、男性は洗顔をおこなった。
(2)下腿はぬれタオルで一往復拭いた。男性は、前処理として、測定部位である下腿内側のスネ毛を固定式2枚刃カミソリで剃った
(3)温度22℃湿度50%に調整した環境試験室内で20分間座位安静後測定した。
6.評価項目
(1)測定データ
水分量(目尻、頬)、皮脂量(眉上、頬)、角層水分蒸散量(頬、下腿)、肌弾力(頬、下腿)、肌柔軟性(頬、下腿)、キメ係数(頬、下腿)、シワ係数(目尻)、肌色L値(頬、下腿)、ヘモグロビン酵素飽和度(頬、下腿)
(2)肌評価 専門家(エフシージー総合研究所美容科学研究室 研究員)による視診・触診
画像の分析:マイクロスコープ画像観察(頬、下腿)、シワ画像(目尻)、キメ画像(頬、下腿)、剥離角質細胞の光学顕微鏡観察(頬、下腿)、皮膚拡大写真
(3)アンケート 肌状態アンケート(スタート時、2週試験後)
体調体質アンケート(スタート時)
体調体質変化アンケート(2週試験後)
スキンケア・入浴行動アンケート
モニター日記

※本レポートは東京ガス都市生活研究所ホームページからダウンロードできます。
http://www.toshiken.com/report/

以上
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