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MOMAJと東京ガスが「味覚レッスン」を開催
(2011年度MOMAJ味覚教育)

東京ガス株式会社
平成23年7月20日
広報部

 

    東京ガス株式会社(社長:岡本毅、以下東京ガス)とフランス農事功労章受章者協会(MOMAJ/会長:石橋伸康)は「2011年度MOMAJ味覚教育」を共同で開催します。

   東京ガスは他の企業に先駆け、すでに1992年から「キッズ イン ザ キッチン」食育教室を開催し、子どもたちの「食の自立と五感の育成」のお手伝いを続けています。
   一方、MOMAJはフランスで広く展開されている「味覚教育」を日本の食文化にあうようにアレンジした「味覚レッスン」を2006年から開催しています。
   食育の推進において、方向性を同じにするMOMAJと東京ガスがそれぞれの実績に基づくノウハウを持ち寄り、共同で「味覚教育」を開催します。子どもたちの味覚を目覚めさせ、食を通じた生活の豊かさ、食の楽しさ・尊さ、食への感謝の念をはぐくむことを目的とします。

※2006年は、MOMAJ単独開催。2007年度から東京ガスが協力し、今回で5回目の開催となります。
   2011年度は、当初4月から開催予定でしたが、震災の影響で10月からの開催に変更となりました。

「味覚教育」のねらい
   現代の子どもたちは食べ物の単一化、味の貧困化により味覚が目覚める機会が減っている傾向にあります。そこで、味覚を開花させるためには、単に舌で味わうだけではなく「味覚レッスン」や「農場体験」「調理実習」など実体験を伴う学習を通して五感をフルに活用することが有効です。複合的な要素からなる「味わう楽しさ」を目覚めさせ、「おいしさ」を言葉で表現できるようにします。さらに、おいしさを伝えることでコミュニケーション能力も豊かにします。

各レッスンでは、子どもたちが受講している様子を保護者が別会場のモニターでご覧いただくことができます。(校外学習と修了式の回は、保護者もご参加いただきます。)
また、未来の食育指導者養成を目的として、若手のシェフ、教育関係者など食育指導者の参加や見学を積極的に受け入れます。(見学希望については、申込み先へご連絡ください。)

   東京ガスは、これからも食育の推進を通じて、子どもたちの心身ともに健全な成長をお手伝いしてまいります。

「2011年度MOMAJ味覚教育」 開催概要

◆共同開催 フランス農事功労章受賞章協会(MOMAJ)/東京ガス「食」情報センター
◆開催期間 2011年10月22日〜2012年3月4日(計6回)
各回10時30分〜12時30分
(校外学習と修了式の回を除く)
◆開催場所 東京ガス Studio +G GINZA(スタジオプラスジーギンザ)
中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE5F・6F(校外学習と修了式の回を除く)
◆対象者 小学校4,5年生 24名(全6回を通して同じ)
※応募者多数の場合は、抽選とさせていただきます。
◆講師 福田 順彦氏(セルリアンタワー東急ホテル 総料理長、MOMAJ食育担当理事)
◆参加費 25,000円(教材費、税込み)
※修了式の回の保護者の参加費は含みません。
◆申込み方法 下記の内容を明記の上、FAXにてお申し込みください。
(1)参加する小学生の氏名・フリガナと性別(2)学校名と学年
(3)保護者の氏名とフリガナ(4)郵便番号と住所(5)電話番号
(6)FAX番号とe-mailアドレス
◆申込み先 東京ガス「食」情報センター内「MOMAJ味覚教育」事務局
FAX 03-5568-3676
◆申込み締切 2011年9月30日(金)
◆問い合せ先 東京ガス「食」情報センター内「MOMAJ味覚教育」事務局
TEL03-5568-3677(月〜金 9:00〜17:00 土日祝除く)
◆日程と内容
全6回のレッスンでは、実体験を伴う学習により子どもたちの五感の育成、コミュニケーション、表現力など幅広い力を身につけることを目的とします。
第1回:10月22日(土) 開校式/レッスン1.「味覚の再認識」
  甘味・塩味・苦味・酸味の4つの基本の味を溶液を目隠ししてテストし、次に本物の食材で味わいつつ再認識する。また、これらの味が重なることによって複雑な味へと変化していくこと、味の基本を学ぶ。
第2回11月19日(土) レッスン2.「校外学習 農場体験」
  味覚以外の「視覚・触覚・聴覚・嗅覚」と食べ物の関連を学ぶ。食べ物がもつ形、色、におい、温度差等と味との関連について4つの感覚を再認識し、食を表現することばを学ぶ。
第3回:12月17日(土) レッスン3.「味覚以外の4つの感覚の再認識」
  農場を訪問し、野菜の収穫体験と生産者の話を聞き、野菜と農業について学ぶ。さらに、野菜を使った料理の試食をおこなう。
第4回:1月21日(土) レッスン4.「フランスの家庭料理実習と試食会」
  料理を作る過程において、いかに食材が変化していくか、また、料理をつくる上で大切な衛生、集中力、互いの協力などを学ぶ。また、食べることの楽しさ、食への感謝の気持ちなどを養う。
第5回:2月18日(土) レッスン5.「食の多様性の学習とデザートの実習」
  漁業・食肉業などの現状を通して食の多様性や自然環境と食との関連について学ぶ。また、デザート作りを通じ、調理の楽しさを再度体験する。
第6回:3月4日(日) 修了証の授与とプロの作った料理を楽しむ食事会(保護者とともに)
  食の感動、食の楽しさを共有し、マナーなどを学ぶ。再度、食の大切さ、感謝の気持ちをはぐくむ。
※校外学習、調理実習、食事会などの内容は、2010年度とは異なります。

参考資料

◆フランス農事功労章受章者協会(MOMAJ)について
フランス農事功労章受章者協会MOMAJは、2004年2月「料理、ワイン、チーズ、教育、ジャーナリズムなど、様々な分野を網羅する受章者が、一致団結してフランス食文化の発展に寄与する」という趣旨で設立されました。(MOMAJ =Membres de L’Ordre du Merite Aguricole au Japon)
フランス農務省からフランス食品の発展の貢献した各分野の食のエキスパートに与えられるフランス農事功労章受章者の日本人メンバーで構成されます。現在会員数は77名(2011年3月現在)。
主な活動は、食材アカデミー(食材をテーマとして取り上げ、その食材を深く理解・探求することを目的としたセミナー、晩餐会)、味覚教育、年次食事会、「アペリティフの日」特別協力等。
食育担当理事
  服部 幸應 学校法人服部学園 理事長・校長
  江上 栄子 江上料理学院 院長
  フィリップ ソーゼッド エスプリ・フランセ 代表取締役
  田中 健一郎 帝国ホテル 総料理長
  田中 幸雄 学校法人大和学園 京都調理師専門学校 校長
  廣瀬 喜久子 学校法人誠心学園 理事長・校長
  福田 順彦 セルリアンタワー東急ホテル 総料理長
  米津 春日 リーガロイヤルホテル 料理特別顧問
 
◆福田 順彦 シェフについて
   セルリアンタワー東急ホテル総料理長。2001年ホテル開業時より総料理長に就任。新しいことにも果敢にチャレンジし、日本の伝統文化人、オペラ歌手、ワイン醸造家など各階の著名人と共に企画した食事会を多数開催するなど様々な活動を通じて日本におけるフランス料理発展につとめている。2008年1月フランス政府から農事功労章シュヴァリエを受賞。
 
◆東京ガスの食育活動について
東京ガスでは食に対する知識・経験の習得、食文化の継承をめざし、さまざまな情報発信活動に取り組んでいます。様々な食の活動のうちのひとつが食育です。
   1992年から「キッズ イン ザ キッチン」を継続し、年間15,000名以上が参加しています。夏休み子ども料理教室(2日間コース/1992年開始)をはじめとして、月別親子料理教室(1998年開始)と子ども料理教室(2006年開始)、フランスで展開される味覚教育のエッセンスをとりいれた内容の味覚体験コース(2004年開始)を開催しています。
また、年々食への関心の高まりと食育基本法施行(2005年7月)に伴い、行政や学校などから食育のノウハウの提供などサポート依頼が増加し学校や自治体での食育授業支援プログラムの開発もあわせておこなっています。
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku/shokuiku/index.html
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