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LNG船の命名について

東京ガス株式会社
東京エルエヌジータンカー株式会社
平成23年7月6日

 

   東京ガス株式会社(社長:岡本毅)の100%出資子会社である東京エルエヌジータンカー株式会社(社長:干鯛和政、以下「TLT」)は本日、香川県の川崎重工業株式会社坂出工場において、日本郵船株式会社(社長:工藤泰三、以下「日本郵船」)と共有する新造LNG船(保有比率:TLT10%、日本郵船90%)の命名式を行いました。

   船名は「エネルギー ホライズン」。「ホライズン」には、「水平線、展望」という意味があり、天然ガスのもつ可能性をかさね合わせ、命名されました。

   「エネルギー ホライズン」号(以下本船)は4つの球形タンクを有し、そのタンク総容量は、177,000m3(積載容量175,000m3※1)となります。これは、球形タンクを有するモス型LNG船としては、世界最大船型(パシフィック・マックス型※2)です。

   また、LNG船としては世界で初めての高効率蒸気タービンを採用することにより、従来の蒸気タービンと比較して燃費効率を約15%向上しております。

   本船は東京エルエヌジータンカーが保有・管理する10隻目の船となり、就航後は、プルートプロジェクトをはじめ、その他の様々なプロジェクトのLNG輸送にも活用する予定です。船舶管理は20年間の傭船契約に基づき、日本郵船が実施いたします。

   東京ガスグループは、自社LNG船を主体的に運航管理することで、これまで以上に、安定的かつ多様で柔軟なLNGの調達を図ってまいります。また今後のLNG市場の動向を踏まえ、第三者向けLNG輸送、LNG船の傭船等の事業を拡大してまいります。

エネルギー ホライズン 概要

全長: 300.0メートル
幅: 52.0メートル
総トン数: 143,000トン
タンク容量: 177,000m3(LNG積載容量175,000m3
種別: モス型
航海速力: 19.5ノット
就航: 2011年8月(予定)
※1: LNG175,000m3(約80,500トン)を再気化すると、体積は約600倍になり、天然ガス約1.05億m3になります。これは、約27万件の家庭の年間ガス使用量に相当します。
※2: 世界の主要な基地への入港を前提とし、特にアジア・太平洋地域の主要積み出し・受入基地への入港が可能なモス型の最大船型を「パシフィック・マックス型」と称しています。

エネルギー ホライズン 概観

エネルギー ホライズン 概観

エネルギー ホライズン 命名式の様子

エネルギー ホライズン 命名式の様子

左から、川崎重工業株式会社 長谷川聰代表取締役社長ご令室、川崎重工業株式会社 長谷川聰代表取締役社長、東京ガス株式会社 岡本毅代表取締役社長、東京ガス株式会社 岡本毅代表取締役社長ご令室、日本郵船株式会社 工藤泰三代表取締役社長ご令室、日本郵船株式会社 工藤泰三代表取締役社長

(参考1)東京エルエヌジータンカー株式会社の概要

(1)商号: 東京エルエヌジータンカー株式会社
(2)設立年月日: 1991年3月5日
(3)本店所在地: 東京都港区海岸1-5-20
(4)取締役社長: 干鯛 和政
(5)事業内容: 船舶の保有、船舶貸渡業、LNGおよびLPGの海上輸送、海事関連の調査等
(6)資本金: 12億円

(参考2)東京エルエヌジータンカー株式会社の保有・管理LNG船

  船名 タンク
容量(m3)
種別 竣工
(予定)
東京エルエヌジータンカー
の保有比率
対象LNG
プロジェクト
プロジェクト専用船 エルエヌジーフローラ 127,000 モス型 1993.3 10%
インドネシア・ バダック4
エルエヌジーヴェスタ 127,000 モス型 1994.6 35%
自社管理船 エネルギーフロンティア 147,000 モス型 2003.9 100%
オーストラリア拡張
マレーシア第1,3
ダーウィン
サハリン2
ゴーゴン
プルート他
エネルギーアドバンス 147,000 モス型 2005.3 90%
エネルギープログレス 147,000 モス型 2006.11 0%
エネルギー ナビゲーター 147,000 モス型 2008.6 70%
エネルギーコンフィデンス 155,000 モス型 2009.5 70%
エネルギーホライズン 177,000 モス型 (2011.8) 10%
第三者傭船 GDF スエズ
ネプチューン
(再ガス化装置付)
145,000 メンブレン型 2009.11 1.5%  
GDF スエズ
ケープ アン
(再ガス化装置付)
145,000 メンブレン型 2010.6 1.5%  
*タンク容量は幾何容積を表し、実際のLNG積載容量は98.5%となります。
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