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東京ガス 都市生活研究所 が都市生活レポートを発行
『家事分担の意識と現状2011 〜家事の分担と夫婦の円満〜』

東京ガス株式会社
平成23年6月27日
広報部

 

   東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)都市生活研究所では、このたび、都市生活レポート「家事分担の意識と現状2011〜家事の分担と夫婦の円満〜」を発行しました。

   内閣府「男女共同参画白書(平成22年度版)」によると、2000年を境に共働き世帯数が片働き世帯数を逆転しました。若年労働人口の減少と経済状況の先行きの不透明さにより、今後も共働き世帯の増加が予想されます。

   東京ガス都市生活研究所では、2002年に「家事分担の意識と現状」の調査をおこないました。この調査では、既婚女性の家事負担軽減の対処法として「家事負担軽減商品の購入」「外部サービスの利用」「夫との家事分担」の3点が、進んでいくであろうと予測しました。
   今回の調査では、2002年の調査と比較して分析し、家事に対する意識や実態の変化を捉えつつ、年代ごとの傾向を明らかにし、加えて夫と妻にとって有効な家事分担の方法を探りました。

   今回の都市生活レポートによると
夫と妻の家事分担については、妻が家事を担当する割合は前回調査に比べて、各年代・各職業層とも大きな変化はなかった。
妻の家事分担への満足度は、20代では他の年代より高く、前回調査と比べても高くなっている。一方30代以上では前回調査よりも満足度が低くなっている。
年代にかかわらず、家事分担の満足度が高い夫婦の特徴として、夫婦の円満度が高く、将来についても円満が続くと妻が感じている。
ことが、明らかになりました。

   現状では、主に妻が家事をおこなうことを前提に商品やサービスが提案されています。今後も、家事負担軽減ニーズは高まることが考えらることから、夫と妻の家事の分担や夫の家事を視野に入れた商品やサービスが求められると予想されます。

※本レポートは東京ガス都市生活研究所ホームページからダウンロードできます。
http://www.toshiken.com/report/

1.調査概要

◆調査時期:2010年9月
◆調査対象 :20〜50代の既婚女性 1,200名

年代 20代 30代 40代 50代
割合(%) 25.0 25.0 25.0 25.0
※職業別割合で専業主婦の割合が高いのは、年齢別に回答者を均等割付することを優先したため。
職業 専業主婦 パート・アルバイト フルタイム勤務 自由・自営業 その他
割合(%) 62.2 21.0 12.8 3.2 0.9

◆対象エリア:1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)
◆調査方法:web調査
◆前回調査(2002年 郵送調査にて実施、対象エリアは1都3県)
   調査対象:20〜50代の既婚女性

年代 20代 30代 40代 50代
割合(%) 19.9 33.5 27.2 19.4

(標本数:779)

※「年代別」と「職業別」の標本数に差があるのは、年代無回答のケースが含まれていたため。
職業 専業主婦 パート・アルバイト フルタイム勤務 自由・自営業 その他
割合(%) 39.3 23.8 29.0 6.4 1.5

(標本数:845)

2.主な調査結果

●妻が感じる家事ストレスは上昇(2002年調査との比較)

・「食事作り」「掃除」では30代・40代、「洗濯」では20代でストレスを感じている人の割合が高い
・職業別では、フルタイム勤務者で「洗濯」のストレスがやや高い

●家事の負担を軽減する商品の所有率は、「食器洗い乾燥機」と「衣類乾燥関連機器」で上昇

・食器洗い乾燥機 16%(2002年) 26%(2010年)  
・衣類乾燥機(乾燥単機能)25%(2002年) 13%(2010年) 洗濯乾燥機39%
      浴室暖房乾燥機38%

●家事の外部サービスの利用経験者は約2割

・利用してみたいサービスの第一位は「キッチン周りの掃除」41%

●夫との家事分担は進んでいない

・20代では、夫が家事を「状況に応じて自分からする」が増加

43%(2002年) → 48%(2010年)

・30代〜50代では「家事をしない」が増加

30代では10%(2002年) → 17%(2010年)

●家事分担の満足度が高いと、夫婦円満度が高い

・家事分担の満足者(妻が「満足+やや満足」と感じる)の夫婦の円満度は86%

以上
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