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2011年度「東京ガス環境おうえん基金」助成先の決定について

東京ガス株式会社
財団法人日本環境協会
平成23年4月27日

 

   東京ガス株式会社(東京都港区、社長:岡本毅、以下「東京ガス」)と財団法人日本環境協会(東京都港区、理事長:森嶌昭夫、以下「日本環境協会」)は、このたび2011年度「東京ガス環境おうえん基金(以下「本基金」)」の助成先を決定しました。

   2007年12月に基金を設立してから4回目の助成となる今回は、2010年12月10日から2011年1月14日までに募集を行い、41団体からの応募がありました。これらの応募案件について、有識者を含む選考委員会において、活動の「必要性」「内容の妥当性」「効果」「発展性」「公益性」や、「参加者の広がり」「活動の実施可能性」「団体の適格性」「組織の活動推進能力」などについて厳正な審査を行った結果、環境教育支援や環境配慮型ライフスタイルの普及等を行う16団体(助成総額1,000万円)が助成先に決定しました。内訳は、継続して取り組んできた活動を対象とした「パワーアップおうえん助成」の助成先が14団体(助成総額872万円)、新たに取り組む活動を対象とした「スタートアップおうえん助成」の助成先が2団体(助成総額128万円)です。助成先はいずれも、地域や地球の環境保全、環境教育活動に積極的かつ継続的に取り組む非営利の民間団体です。詳細は別紙をご参照ください。

   本基金は、2007年9月13日に東京ガスのお客さま件数が1,000万件を達成したことを記念する事業として、同年12月25日に東京ガスが日本環境協会に助成金を寄付することで設立されました。広く地域社会に感謝の意を表すとともに、東京ガスの経営理念「環境に優しい都市づくり」および企業行動理念「環境経営トップランナーとして、地球環境問題の改善に貢献する」の趣旨に基づき、地域や地球の環境保全、環境教育・意識啓発活動への支援を行い、地域や地球の環境問題解決と持続可能な社会実現に貢献することを目的としています。
    本基金は、来年度以降も毎年公募を行い、年間総額1,000万円の助成を、2008年度から2017年度までの10年間実施する予定です。

別紙

2011年度「東京ガス環境おうえん基金」助成先
(掲載は団体名順、団体名・活動内容は応募内容を掲載)
【パワーアップおうえん】14件(助成総額872万円) 応募数:30件
団体名(所在地) 活動内容 助成額
(万円)
いのちの森実行委員会
(東京都)
アースデイいのちの森
   明治神宮の森において、いのちのつながりを感じながら、地球への感謝を捧げるアースデイイベントを開催。自然観察会、エネルギーや生物多様性を考える様々なイベントを実施する。
65
運河を美しくする会
(東京都)
<継続助成(2年目)>
myホウキによる芝浦運河の生き物の棲み処つくり
   芝浦運河に竹ボウキを使った生き物の棲み処を、児童・市民とともに造る。定期的に実施するモニタリング調査の機会に、地元小学校の環境学習に活用するほか、観察会等の環境学習を実施する。
80
特定非営利活動法人
えんどっこ
(長野県)
<継続助成(2年目)>
外来種ブラウントラウトが河川生態系に与える影響
   ブラウントラウトの生息状況把握のため、広域分布調査と生息場所利用調査を実施する。また、一般市民にもブラウントラウトが簡単に識別できるように、夏期と、産卵時期である冬期に水辺観察会を実施する。
42
特定非営利活動法人OWS
(東京都)
<継続助成(3年目)>
北限域の造礁サンゴ分布調査プロジェクト
   サンゴ分布域の北上にあたる関東エリアのサンゴの分布について潜水調査を行う。また、これまでの調査結果を広く共有するため、造礁サンゴの写真展や調査報告セミナーを開催する。
100
特定非営利活動法人
開発教育協会
(東京都)
学校や地域における持続可能な開発のための教育(ESD)の推進
   教育の場で蓄積してきたESDの実践を、指導者用のテキストとしてまとめる。また、ウェブサイトによる事例紹介、教育指導者に向けた研修会を開催する。
100
特定非営利活動法人 気象キャスター
ネットワーク
(東京都)
<継続助成(2年目)>
気象キャスターと有機農家による地球環境農園教室
   気象キャスターと有機農家が協力して、有機農業による農作物栽培を通じた農業体験、気象・環境の実験、生態系の観察など、農業の実践と科学的な実験・観察を連携させた地球環境農園教室を埼玉県内で実施する。
40
北川かっぱの会
(東京都)
北川流域の自然環境の復元活動の強化成
   オオフサモの駆除と流域を清掃するため、北川流域のクリーンアップを実施するほか、北川公園の池に生息するブラックバスの調査と捕獲を行う。また、これまでの北川流域での環境学習の場で確認した生物を写真カードにまとめた教材「生き物カード」を作成する。
42
ぐんま森林
インストラクター会
(群馬県)
「やまを知り やまを楽しむ やまの案内人」養成講座
   市民に森林に親しんでもらうため、樹木の伐採や、野草観察など体験型の講座を開催する。また、森林インストラクターを目指す人たちに、インストラクター技術研鑽の場を提供する。
23
境川クリーンアップ作戦
(東京都)
<継続助成(2年目)>
境川クリーンアップ作戦
   町田市・相模原市の市民が協力し、境川流域の清掃活動を実施する。また、境川流域写真の展覧会や、クリーンアップ作戦成果の報告を行うシンポジウムを開催し、連携の輪を広げる。
15
特定非営利活動法人
自然環境アカデミー
(東京都)
<継続助成(2年目)>
標本から学ぼう!身近な自然と私たちのくらし
   身近に生息する生物の剥製標本を使い、身近な生態系に興味をもち、「生き物と人の生活の関係」や「生態系保護のために自分たちができること」を考え、学ぶ環境教育を、多摩地域の小学校・保育園・幼稚園と連携して実施する。
100
一般社団法人
シブカサ
(東京都)
シブカサプロジェクト
   渋谷区内の飲食店等と協力して、ビニール傘を無料で貸出し、ビニール傘のリユースを行う。傘に貼ったステッカーや、店舗置きのフライヤーを通じ、安易な使い捨てに対する注意を喚起し、エコ意識を高める。
36
公益財団法人
日本自然保護協会
(東京都)
自然しらべ2011 チョウの分布 今・昔
   一人ひとりが近所の自然を調べる自然の定期健康診断として実施される「自然しらべ」の参加者拡大を目的として、首都圏において、調査の大切さや具体的な観察方法を市民に伝える研修会を開催する。
64
一般社団法人
地球緑化クラブ
(東京都)
三宅島復興支援生態系豊かな緑地回復プロジェクト
   噴火により失われた三宅島の森を植生回復のため島外からの参加者を募り、地元の三宅島で栽培した照葉樹の苗木を植林する。
95
幕張ベイタウンに
エコパークを造る会
(千葉県)
住民参加による自然体験ゾーンの創出と活用
   幕張ベイタウンにおいて住民体験ゾーンとして提供されている「エコパーク」を拠点に、生息する生物の調査と、自然観察会を実施する。また、専門家を招き、市民に向けたフォーラムを実施し、エコパークに対する関心を深めてもらう。
70
【スタートアップおうえん】2件(助成総額128万円) 応募数:11件
団体名(所在地) 活動内容 助成額
(万円)
特定非営利活動法人
アース・エコ
(神奈川県)
親子工作教室で地球温暖化防止
   小学生と保護者を対象としたエネルギーをテーマとする親子工作教室を開催し、ビデオ上映などを交え、地球温暖化問題とその対策としての省エネルギーについて学んでもらう。
28
森のライフスタイル研究所
(長野県)
山火事跡地への植樹活動と「ドングリ帰し」ブックの作成
   地元住民と子ども達による山火事に遭った里山の修復を実施する。また、子どもたちによるドングリから苗木に育てあげる活動をまとめた「ドングリ帰し」ブックを制作し、小学校用教材として環境教育に役立てる。
100
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