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東京ガス株式会社（社長：岡本 毅、以下「東京ガス」）都市生活研究所では、このたび、都市生活レポート「20代のライフスタイル〜今ドキの20代がくらしで大切にするものとは〜」を発行しました。
現在の20代世代は、経済低迷期に思春期を過ごし、ゆとり教育や男女平等教育、携帯電話などの新しいコミュニケーション手段の普及、といったこれまでとは違う環境、価値基準で育っており、一般にニーズをとらえにくいといわれています。
しかし、20代は将来の市場を支える年代であり、衣食住をはじめ多くの産業動向に大きな影響を与える存在となると考えられます。今回、東京ガス都市生活研究所では、20代の意識と行動の実態を分析し、暮らしにおいて求められる価値を明らかにしました。
- 本研究によると、20代は“自分を守る”意識が強く、【自分が大切】で、【親しい人と仲良く】することを求めています。そして、【カッコよく暮らす】ライフスタイルのために、自分自身や周囲のものに【見映え】の良さを求めていることが明らかになりました。-
いつの時代も20代という年齢は「カッコよさ」をめざすことは重視されましたが、現在の20代は、「親しい人たちに認められ、受け入れられることを目的」としている点で、過去の20代とは異なります。また、情報化社会の中で育ってきた現在の20代は、自分にとって大切なものを取捨選択することに長けているために、過去の20代よりも欲しいものが少なく消費が控えめに見えると考えられます。
今後、家族が増えたり、住宅を取得したり、ライフステージが変化しても、現在の20代の世代の特徴は、そのまま持ち続けていくことが予測されます。
※本レポートは、12月22日以降 東京ガス都市生活研究所ホームページからダウンロードできます。
http://www.toshiken.com/report/
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1.調査概要 |
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■定量調査（1）「暮らしに関する調査（1）」
調査手法：インターネット調査
調査対象：一都三県在住 15〜69歳男女3,299名
（うち20代男女1,199名／未婚600名、既婚599名）
調査時期2009年8月 |
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■定性調査
＜日記調査＞
調査対象：一都三県在住20代男女24名
（単独世帯の未婚16名、既婚8名）
調査時期：2009年8月
＜個別インタビュー＞
調査対象：日記調査回答者より抽出した
男女13名（単独世帯の未婚8名、既婚5名）
調査時期：2009年9〜10月 |
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■定量調査（2）「暮らしに関する調査（2）」
調査手法：インターネット調査
調査対象：一都三県在住 15〜69歳男女2,257名
（うち20代男女816名／未婚409名、既婚407名）
調査時期2010年1月 |
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※本レポートでは、定量調査対象者のうち、20代以上を分析対象としている。
そのため各グラフのN数は、定量調査（1） 2,999、定量調査（2） 2,052である。
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2.主な調査結果 |
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| ●＜自分が大切＞で＜親しい人と仲良く＞過ごしたい20代 |
| ・ | 将来の不安から身を守り、守りを固めて安心したいという意識が根底にある。しかし、守りを固める一方で、面倒と感じていることは行わず、できるだけ時間や手間を削減し
たいと考えている。 |
| ・ | 知人や友人からどのように思われているかが気になる人が多く、周囲に意見を合わせる傾向が強い。 |
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●＜カッコよく暮らす＞ことで仲間から認められたい。そのためには＜見映え＞を重視
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外見を気にすることにも「仲間から嫌われたくない」という意識が強く働いている点が
現在の20代の特徴である。また、「カッコよく暮らす」ために、購入するモノのデザイン
性を重視し、手を加えてアレンジするなど「見映え」を大切にしている。
食や料理に関しても「料理上手はカッコいい」との認識が高い。節約のために自炊する人
が多いこともあり、「カッコよく暮らす」ために手際よく、手間やお金をかけずに「見映
え」のよい料理を作ることが「カッコいい」と考えられている。 |
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東京ガス都市生活研究所について |
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東京ガス都市生活研究所（http://www.toshiken.com/）は、1986年社内シンクタンクとして設立されて以来、都市で生活する人々が求める今後の暮らしについて調査研究をかさね、情報発信をしています。研究分野は入浴、料理、暖房、住まいのあり方、環境意識など、生活者の日々の暮らし全般にわたり、さまざまな角度から調査研究を行うことで、これからの豊かなライフスタイルの方向性や具体的な提案を行っています。
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