東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)都市生活研究所では、このたび、都市生活レポート「健康・美容に関する生活者の意識」を発行しました。
今回の研究の目的は、健康・美容に関して生活者の意識を探り、今後のニーズの方向性を示すことにあります。
「健康」に関しては、超高齢化社会を迎えることから高齢になっても自立したいと願う人々が増え、身体機能維持へのニーズが強まると考えられます。そして「美容」に関しては、女性では幅広い年代で関心が高く、男性でも20代など年齢が低い層において、関心が高くなっている傾向がみられます。
本研究によると、健康美容トレンドから明らかになったニーズは下記の2点です。
1.目的は「予防」、 2.実現手段は「日々できること」
また、今後注目すべき対象は、「20代男性、20〜30代女性、60代男女」と予測されます。
今後、全年代で予防ニーズが高まりますが、特に男性は美容面での予防意識が拡大されます。健康・美容行動については、生活者は、日々続けられることが鍵になると感じており、「家」で「楽しく」「手軽に」できることを求める傾向がさらに強まります。
そのため、毎日の生活に密着した食事、入浴、睡眠など、現在も行っている生活の中の行為を通じて、より生活者が効果を実感できる提案が求められることが予測されます。
※本レポートは、11月19日以降東京ガス 都市生活研究所ホームページからダウンロードできます。 http://www.toshiken.com/report/
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1.調査概要 |
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調査手法 |
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WEB調査 |
調査期間 |
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2009年10月2日〜4日 |
調査対象 |
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一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉) 20代〜60代以上男女1,000名
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2.主な調査結果 |
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<健康美容への意識> |
(1)「体の健康」「心の健康」「美容」の結びつきは強く意識されている。 |
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健康を維持するためには心の健康が不可欠だ94.5%。体の健康が外見の美しさにつながる91.1%
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(2)健康美容について重視していることは、
高齢層では「体の健康」、若年層では「体の健康」、女性は「美容」で高い |
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※20代男性は、外見向上への意識の高さが特徴的。(外見の向上を重視している46.0%)
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(3)健康美容に関する悩みは、全年代共通で「眼精疲労・目の疲れ」が高い |
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「眼精疲労・目の疲れ」に悩んでいる58.6%
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<健康美容に関するニーズ> |
(4)健康美容トレンドから明らかになったニーズは、
目的は「予防」、実現手段は「日々できること」 |
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(5)目的「予防」は4つに分類できる。 |
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1.健康・美容を害するものが入ることを防ぐ、2.良いものを取り入れる、つける
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3.健康・美容を害するものを出す、悪いところは早期発見、4.体の内部から改善して予防する
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(6)実現手段「日々できること」とは、
「日々、家で、楽しく、短時間で、手間なく、安く」行えること。
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<今後の健康美容ニーズ予測>
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(7)健康美容トレンドにおいて注目すべき対象は20代男性、20〜30代女性、60代男女 |
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・20代男性は見た目を重視するが、時間・手間・コストはかけたくない |
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・20〜30代女性は情報に敏感で関心は高いが実行が伴わない。実行の鍵は「省手間・低コスト」
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・60代は、食事・運動・検診での健康維持を実践。特に食生活に気を配っている。
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(8)今後も「予防」「日々できること」に関する健康美容ニーズは続くと思われる。
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・「日々の予防」は全年代共通のニーズに。男性は美容面での予防意識が拡大 |
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・「日々続ける」ためには、家での生活に定着することが重要
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東京ガス都市生活研究所について |
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東京ガス都市生活研究所(http://www.toshiken.com/)は、1986年社内シンクタンクとして設立されて以来、都市で生活する人々が求める今後の暮らしについて調査研究をかさね、情報発信をしています。研究分野は入浴、料理、暖房、住まいのあり方、環境意識など、生活者の日々の暮らし全般にわたり、さまざまな角度から調査研究を行うことで、これからの豊かなライフスタイルの方向性や具体的な提案を行っています。
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