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本システムの特長 |
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(1)太陽熱を利用することにより省エネ・CO2排出量を削減
本システムは、1ユニット当りの年間太陽熱利用熱量が16.0GJ、年間CO2削減量が約0.95トン見込めます。お客さまの年間給湯負荷量が503GJ(延べ床面積3,000m2程度の病院を想定)で、太陽熱ユニットを6ユニット導入したケースでは、約18%の省エネ効果となり、CO2排出量を年間約5.7トン削減します※2。
(2)これまでの太陽熱利用給湯システムと比べて初期費用半減を実現
これまで業務用の太陽熱を利用した給湯システムは、設置場所に合わせて個別に設計・施工を行うため、集熱面積あたりの機器費および工事費が割高となっておりました。本システムは、太陽熱ユニットとして規格化することや樹脂製の配管を用いることで、システム設計費用の削減、施工を簡素化・標準化することが可能となりました。また集熱部は、集熱パネルの傾斜角度を5°とすることで、設置時の風圧力を低減し、基礎重量の軽量化や安価な固定方法を採用することができました。さらに集熱パネルと架台を工場で一体化させ、4tトラックで30m2分の集熱部を一度に運ぶことができるため、機器の輸送費を抑えました。一方、蓄熱部は、家庭用の蓄熱タンクと同じサイズにして、タンクの搬入および設置を容易にしました。これらにより、機器費・工事費含めた本システム設置時の初期費用を従来システムから半減※3しました。
(3)品質の向上
本システムは、集熱部および蓄熱部を工場で製作するため高い品質を確保し、標準化した施工方法により施工品質を安定させました。
(4)システムの『見える化』
最大10ユニット(100m2)までの太陽熱の利用状況を、まとめて1台で表示できる「エコモニタ(オプション販売)」により、省エネ・省CO2効果の『見える化』を実現しました。
本システムの開発に当っては、矢崎総業が機器類の開発を、ENACおよび矢崎総業が施工面の開発を、東京ガスが性能試験を担当しました。 |