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東京ガス 都市生活研究所が
都市生活レポート「くらしの中でのガス暖炉の価値」を発行
〜 国内ガス暖炉ユーザーの意識と実態 〜

東京ガス株式会社
平成22年10月19日
広報部

 

   東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)都市生活研究所では、このたび、都市生活レポート「くらしの中でのガス暖炉の価値」を発行しました。

   最近日本でも人気がでている暖炉※1.ですが、今回ガス暖炉を生活に取り入れているユーザー(国内、海外)と暖炉全般に興味のあるノンユーザーへの調査を実施しました。

   本調査によると、ガス暖炉を導入した理由、実際に使用して感じるよさについては「インテリア性」「炎の美しさとリラックス」「使いやすさ」の3点ということがわかりました。
   また、暖炉に興味のあるノンユーザーの75.8%が「暮らしの中に炎があることが大切」と考えており、住まいに炎を取り入れたいというニーズが高くなっています。

   ガス暖炉については、日常生活の一部として取り入れられ、炎の美しさや炎によるリラックスを魅力と感じ、冬季だけでなく、年間を通じてインテリアとしても評価が高いことがわかりました。
   欧米に比べて、日本は暖炉文化の歴史は浅いですが、生活者の求める「より豊かな気持ちをもたらす」、また、「生活を楽しむ」ためのひとつの手法として、今後はガス暖炉という形で住まいに炎をとりいれることが進んでいくのではないか、と考えられます。

※1.暖炉の販売数(2009年):約8,000台。(日本暖炉ストーブ協会へのヒアリングによる)

調査概要

<国内ユーザー調査>
・調査手法:定量調査(郵送)
・調査期間:2010年1月28日〜3月5日
・調査対象者:国内のガス暖炉所有者 532名
・有効回答数:206
<海外ユーザー調査>
・調査手法:定量調査(インターネット)
・調査期間:2009年7月22日〜8月11日
・調査対象者:オーストラリア・ニュージーランド・カナダのいずれかの国の都市部に在住し、家庭でガス暖炉を1台以上所有している男女。
・有効回答数:100
 
<国内ノンユーザー調査>
・調査手法:定量調査(インターネット)
・調査期間:2009年12月18日〜12月22日
・調査対象者:首都圏(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)在住の20〜69歳の男女
  暖炉に関心のあること(5件法で「とても関心あり」「やや関心あり」の回答者)
  現在、自宅・別荘等で暖炉を使用していないこと
  自宅や別荘で過去に暖炉を使用したことがないこと
・有効回答数:1000

主な調査結果

<ガス暖炉の導入および使用実態>
   ガス暖炉を知るきっかけは「住宅雑誌やインテリア雑誌」「住宅展示場」が多く、検討・導入のタイミングとしては、住宅購入時が66%と大半であった。
   ガス暖炉の使用実態としては、リビングで朝晩を中心に1日約7時間使用されており、暖炉のある部屋には家族が自然と集まり、家族団らんの場となっている。また、暖炉がついている時に行うのが好きなこととして「食事をする」57%「テレビをみる」51%が上位となり、特別なことをするのではなく、日常の一部になっていることが明らかになった。

<ガス暖炉の満足度および価値>
   ガス暖炉ユーザーの満足度は84%であり、「インテリア性」「炎の美しさと炎によるリラックス」「使いやすさ」に価値を感じていることが明らかになった。

(1) インテリア性
ガス暖炉の設置理由として、海外ユーザーとの差が最も大きい点が「インテリア性」である。海外ユーザーが14.0%であるのに対し、国内ユーザーは68.4%と54.4ポイントもの差がみられた。
日本においては、暖炉を使用する冬場だけではなく、暖炉そのものが年間を通じた部屋のインテリアとして高く評価されることがわかった。
(2) 炎の美しさとリラックス
  暖炉の良さを感じる点として「炎の色や形などの燃える姿」が挙げられており、炎を見ることで、より暖かさを感じられ、心理的な心地よさやリラックスを得ている。心地よさやリラックスは炎の色やゆらめき等がもたらしていると推測され、炎の存在が価値のひとつであることがわかった。
(3) 使いやすさ
  国内ユーザーが設置前に気になっていたこととして「お手入れや掃除」などが挙げられているが、実際にガス暖炉を使用して感じているのは「燃料の保管場所が不要なこと」88.9%、「燃料の入手が容易なこと」82.5%が挙げられている。
  また、ユーザーからは、設置する上でのハードルの低さや、点火・消火が容易である等が評価されている。

<今後の暖炉の方向性>
   暖炉に興味のあるノンユーザー75.8%が「暮らしの中に炎があること」は大切だと考えている。その理由として「住まいにあたたかみをもたらす」「炎(火)に癒される」
   「家庭に安らぎをもたらす」などが上位に挙げられている。
   ノンユーザーにとっても、ガス暖炉についての認知度が向上することで「炎の美しさや炎によるリラックス」が魅力になり、使用意向が高まっていくであろう。

※本レポートは、10月25日以降東京ガス 都市生活研究所ホームページからダウンロードできます。 http://www.toshiken.com/report/

東京ガス都市生活研究所について

東京ガス都市生活研究所(http://www.toshiken.com/)は、1986年社内シンクタンクとして設立されて以来、都市で生活する人々が求める今後の暮らしについて調査研究をかさね、情報発信をしています。研究分野は入浴、料理、暖房、住まいのあり方、環境意識など、生活者の日々の暮らし全般にわたり、さまざまな角度から調査研究を行うことで、これからの豊かなライフスタイルの方向性や具体的な提案を行っています。

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