東京ガス株式会社(社長:岡本 毅、以下「東京ガス」)の100%出資子会社である東京エルエヌジータンカー株式会社(社長:干鯛 和政、以下「東京エルエヌジータンカー」)と株式会社商船三井(社長:武藤 光一、以下「商船三井」)は、本日、商船三井が保有する「船上再ガス化装置付LNG船」に関する合弁会社※1の株式の1.5%を東京エルエヌジータンカーに譲渡する契約の締結を行いました。
「船上再ガス化装置付LNG船」は、出荷基地で液化した天然ガス(LNG)※2を積荷として運び、船上で再び天然ガスに気化させて、海底に延びている天然ガスの受入パイプラインに直接送り込むことができます。また通常のLNG船として陸上のLNG受入基地にLNGを搬送することもできます。本船は、陸上にLNG受入基地の新設あるいは増設を行わずにLNGの輸入を可能にする、新しいLNGの輸送・受入技術の一つになります。
商船三井は、Höegh LNG社(ホーグLNG社)※3と設立した合弁会社を通じて共同保有している「船上再ガス化装置付LNG船」2隻を、米国東岸ボストン沖合のLNG受入基地「Neptune LNG Deep Water Port(ネプチューンLNGディープ・ウォーター・ポート)」向けに、GDF SUEZグループ(GDFスエズグループ)※4に長期傭船しています。
このたび、より柔軟なLNG輸送体制の構築のため、さまざまなLNG関連技術の知見蓄積を目指す東京ガスグループと、多様化する顧客ニーズに対応するため、幅広いLNG輸送サービスの提供を目指す商船三井との意向が合致し、ホーグLNG社の合意を得て、本合弁会社の株式の一部譲渡に至ったものです。
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