TOKYO GAS エネルギー・フロンティア

参考:「住まいの環境デザイン・アワード 2011」作品応募の詳細について

応募資格
応募作品の設計者、インテリアプランナー、ハウスメーカー、住宅会社、工務店、デベロッパーなど
対象作品
2007年10月以降に完成した日本国内の住宅
戸建・集合・併用、新築・リフォームいずれも可
都市ガスまたはLPガスを使用して生活する住宅
建て主(および居住者)が、作品応募や受賞後の作品発表などに同意していること(上位候補作品は、一次審査会後に現地見学を実施予定)
住宅展示場やモデルハウス、別荘など、常時居住していない住宅は対象外
住宅内の一部分(リビング、キッチン、浴室など)のみの応募は不可
ビルダー部門は、応募者独自の設計・施工一貫の住宅を対象
審査基準
「人と環境と住空間デザインとの真の融合」をテーマとし、下記のようなポイントを目安に、総合的にバランスのとれた住宅を選定します。
(1) 周辺環境や地域との調和を図りつつ、居住者に生理的・心理的な快適と、健康、安心を提供する居住計画・空間デザインの新しい提案
(2) 都市生活において、家族間や近隣との豊かな人間関係を育むような住空間の新しい提案
(3) 長期間の使用に耐える持続可能性を備え、建設時から運用、解体までのライフサイクルを通して環境負荷を低減するような、素材・工法の選択と使い方の工夫
(4) 省エネ性の高い設備機器の選択と使い方の工夫
(5) 居住者が、積極的に環境負荷の低減に取り組むような設計や、暮らし方の提案
(6) 実生活における設計提案の実現レベルと、生活者の満足度
賞及び賞金
グランプリ(1作品) 100万円  
環境デザイン最優秀賞(1作品) 50万円  
住空間デザイン最優秀賞(1作品) 50万円  
環境デザイン優秀賞(2作品) 20万円  
住空間デザイン優秀賞(2作品) 20万円  
入賞 (数作品) 10万円  
ビルダー部門賞(3作品) 10万円  
暮らしデザイン部門賞(3作品) 10万円  
ベターリビング部門/ブルー&グリーン賞(1作品) 30万円  
特別賞/東京ガス賞、大阪ガス賞(各3作品) 10万円  
◎各賞の建て主の方には記念品を進呈します。
審査員(敬称略)
東 利恵(建築家 東 環境・建築研究所代表)
小嶋 一浩(建築家 東京理科大学教授)
宿谷 昌則(建築環境学者 東京都市大学教授)
千葉 学(建築家 東京大学大学院准教授)
池田 俊雄(東京ガス株式会社 営業第二事業部長)
「ビルダー部門賞」は、安達功(『日経ホームビルダー』編集長)、澤井聖一(株式会社エクスナレッジ代表取締役社長)の両氏が選定します。
「暮らしデザイン部門賞」は、坂本二郎(『LiVES』編集長)、下田結花(『モダンリビング』編集長)、鈴木康之(『SUMAInoSEKKEI』編集長)の各氏が選定します。
「ブルー&グリーン賞」は財団法人ベターリビングが、また「東京ガス賞」、「大阪ガス賞」は、それぞれ東京ガス、大阪ガスが選定します。
応募登録・作品募集期間
2010年9月1日(水)〜2010年11月1日(月)当日必着
応募登録方法
ホームページ(http://www.gas-efhome.jp)で、下記の手順で応募登録をして、所定の記入用紙をダウンロードしてください。※ホームページは8/25(水)公開予定
(1)応募登録フォームを開く
(2)「事務所所在地(都道府県)」と「メールアドレス」を記入
(3)内容確認・応募登録完了
(4)応募登録後、所定の応募用紙4枚(「基本データ」「建て主の要望と設計意図」「住まいの環境デザイン」「ビルダー部門専用」)をダウンロード
応募方法と提出物(いずれも必須)
下記のすべての資料を一括して提出してください。
(1)所定の記入用紙「基本データ」「建て主の要望と設計意図」「住まいの環境デザイン」(A4×計3枚)
※設計・施工一貫に該当する作品は、「ビルダー部門専用」の応募用紙も提出してください(計4枚)。
(2)プレゼンテーションパネル(A2縦使い・片面のみ使用×1枚)
※プレゼンテーションパネルの要求事項などは「プレゼンテーションの作成について」をご参照ください。
提出方法
郵送の場合:募集期間内に事務局宛てに郵送してください。
持ち込みの場合:2010年11月1日(月)のみ事務局にて受け付けます。
※CD-R、電子メールなどによるデジタルデータでの応募は受け付けません。
審査方法
2010年11月の一次審査会における書類審査で、グランプリを始めとする各賞の候補を選定します。一次審査会後、上位受賞候補に選ばれた住宅の現地確認を行い、2010年12月の二次審査会で各賞を決定します(審査会はいずれも非公開)。
結果発表およびシンポジウム
2011年1月中旬にプレスリリースおよびホームページ上(http://www.gas-efhome.jp)で発表する予定です。受賞者には郵送で通知します。
また、2011年2月22日(火)に、受賞記念セレモニーとあわせて、グランプリおよび最優秀賞の設計者によるプレゼンテーション、審査員によるシンポジウムを開催します。
展示会ほか
2011年3月以降、東京ガス、大阪ガスの各ショールーム、リビングデザインセンターOZONEにて受賞作品の巡回展を予定しています。
また、住宅雑誌などでも発表する予定です。
権利関係
(1) 応募資料について
応募資料は返却いたしませんのでご了承ください。応募にかかる費用などは応募者がご負担ください。なお、応募資料の不達や郵送時の事故については責任を負いかねます。
(2) 審査について
審査に関する質疑には応じかねますのでご了承ください。
(3) 著作権について
応募作品や図面・写真などに関する著作権、特許などは、応募者もしくは権利保有者に帰属します。ただし、作品発表に関する権利、および発表に際して作成する制作物の著作権は、主催者に帰属するものとします。
(4) 個人情報について
作品の応募にあたり、ご提供いただいた個人情報は、主催者、共催者および運営事務局が適切に管理し、承諾なく第三者に提供することはありません。
お問い合わせ・応募作品提出先
〒163-1062 東京都新宿区西新宿3-7-1 新宿パークタワー4F
株式会社リビング・デザインセンター
「住まいの環境デザイン・アワード2011」事務局
FAX:03-5322-6635
E-mail:gas-efhome2011@mail-ozone.jp
  ※同コンペティションに関するお問い合わせは、FAXまたはE-mailでお願いいたします。
 
参考:「住まいの環境デザイン・アワード2010」
グランプリ受賞作品 「豊崎長屋」
設計:大阪市立大学生活科学研究科 竹原・小池研究室
施工:山本博工務店
<概要>
大阪市の中心部に残っていた大正時代の長屋4棟15戸に、耐震補強と住戸改修を施して再生したプロジェクト。戦災や震災を免れてきた長屋を、単に文化的価値から「保全する」だけでなく、さらに将来へと「受け継がれていく」ことを旨に計画を練った。
まず、傷みの激しかった建物を丹念に調査して、限界耐力計算法による耐震補強を実施。続いて、空きが出た住戸から順次、内部の全面的な改修に着手していった。その際、長い年月の間に、住人によって増築されていた個所を“減築”して、採光や通風を確保した。設備も一新し、一部ではガス温水床暖房も設置している。
改修後、新たに若い住人が入居し、高齢者に偏っていた居住者間に、路地を通じた長屋ならではのコミュニティが戻ってきている。
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