東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲)は、本日、BGグループ(代表者:Mr. Frank Chapman、以下「BG」)がオーストラリアのクイーンズランド州で推進しているクイーンズランド・カーティスLNGプロジェクトからの液化天然ガス(以下「LNG」)の購入、および同プロジェクトへの参画に関する基本合意書に調印致しました。今後、両社間で、LNGの売買に関する契約および本プロジェクト参画の詳細について協議して参ります。
本プロジェクトは、クイーンズランド州のスラット(Surat)盆地中心の石炭層に存在する天然ガス「コール・ベッド・メタン(Coal Bed Methane、以下「CBM」)」を、カーティス島で液化天然ガスにして出荷するものです。オーストラリアには、在来型ガスを超える豊富な量のCBMが存在し、LNG供給源として、大きな役割が期待されています。
当社は、立ち上げ買主の一社として、世界初と期待されるCBM−LNGプロジェクトを支援することで、LNG供給可能数量の増大に貢献するとともに、CBM−LNGの受け入れにより、LNG調達の選択肢が大きく拡がることになります。
今回の基本合意は、当社とBGの初めての長期契約であり、日本のエネルギー事業者として初めてCBM−LNGの購入およびプロジェクトへの参画となります。BGとの強力なパートナーシップを通じ、競争力のあるLNGを安定的に確保し、またLNGバリューチェーンにおける事業を積極的に展開できるものと期待しております。