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センカンプロジェクトへの事業参画と液化天然ガス(LNG)購入の協議に関する
基本合意書の締結について

東京ガス株式会社
平成22年3月24日
広報部

 

   東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)は、エナジーワールドコーポレーション社(代表者:Stewart Elliott、以下「EWC社」)がインドネシアで推進しているセンカンプロジェクトにおける各種事業参画および本プロジェクトで生産される液化天然ガス(以下「LNG」)の購入に関する詳細な検討を開始するため、EWC社から優先的交渉権を得て協議を行っていくことについて合意し、本日、基本合意書に調印致しました。
   今後、東京ガスは、本プロジェクトの各種事業への参画に関する契約および同プロジェクトからのLNG購入契約の締結に向けて、EWC社と協議してまいります。

プロジェクト概要

   本プロジェクトは、EWC社がインドネシアのスラウェシ島南部で推進しているガス田開発事業、スラウェシ島内発電事業、LNG生産事業、およびLNG販売事業の4事業から構成されています。
   本プロジェクトでは、プロジェクト区域内で採掘された天然ガスを利用して、インドネシア初の民間による天然ガス発電事業を1997年から行っています。今後は、天然ガス発電事業の拡張とともに、新たにLNGを生産し、インドネシア国内を中心に日本をはじめアジアなどにもLNGが販売される見通しです。本プロジェクトにおいて建設されるLNG生産プラントは、年間生産能力50万トンの小規模液化設備を4基並列させる方式を採り、年間200万トンのLNGを生産する予定です。この方式を採用することで、低コストかつ迅速な建設が期待されており、2011年からLNGの生産を開始する予定です。

協議内容

   東京ガスは、EWC社が100%保有するガス田開発会社、スラウェシ島内発電会社、LNG生産会社の3事業会社の株式、および今後設立する予定のLNG販売会社の株式を、各25%取得することによる本プロジェクトへの参画について、EWC社と協議してまいります。
   また、EWC社と東京ガスとの間では、本プロジェクトから生産されるLNGを、2012年以降に年間で50万トン購入することについても協議してまいります。

   東京ガスは、本プロジェクトの各種事業への参画やLNGの購入を通じ、環境性に優れた競争力のあるLNGを確保するとともに、事業権益の獲得や収益基盤の拡大により、LNGバリューチェーンにおける事業をより一層展開できるものと期待しています。

参考資料

センカンプロジェクトの概要

位置 インドネシア、スラウェシ島南部
発電規模 現在・・・19.5万kW、拡張後・・・31.5万kW(2011年完了予定)
LNG生産規模 200万トン/年

EWC社の概要

社名 Energy World Corporation(エナジーワールドコーポレーション)社
住所 9A, Seaforth Crescent Seaforth, NSW 2092, Australia
代表者 Stewart Elliott(スチュワート・エリオット)
   EWC社は、オーストラリアおよびニュージーランド証券市場に上場しており、インドネシア、オーストラリアを中心に、ガス採掘・生産および天然ガス発電を行う。オーストラリアでは、1989年から18年間にわたり、1万トン/年の陸上小規模LNG事業を行った実績がある。

センカンの地図

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