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都市生活レポート
「親子入浴に関する実態調査2010」発行
〜親子入浴は、将来に役立つ入浴習慣を身につける機会として大切〜

東京ガス株式会社
平成22年2月26日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:鳥原 光憲、以下「東京ガス」)都市生活研究所では、このたび、都市生活レポート「親子入浴に関する実態調査2010」を発行しました。

都市生活研究所(http://www.toshiken.com/)は、1986年社内シンクタンクとして設立されて以来、都市で生活する人々が求める今後の暮らしについて調査研究をかさね、情報発信をしてまいりました。研究分野は入浴、料理、暖房、住まいのあり方、環境意識など、生活者の日々の暮らし全般にわたり、さまざまな角度から調査研究を行うことで、これからの豊かなライフスタイルの方向性や具体的な提案を行っています。

都市生活研究所が1990年から3年に1回実施している「都市生活者の意識・行動観測(通称:生活定点観測)」調査(*)で、親子での入浴が増え続け、2008年の調査では、68.7%が親子で入浴していると回答しています。2007年には、親子入浴の意義としてコミュニケーションをクローズアップしたレポート「親子入浴に関する実態調査」(2007年11月)を発行しました。今回発行した本レポートは、その続編として、親子入浴について、入浴方法や意識、親の子どもの入浴に対する知識についての実態をまとめたものです。

 

「親子入浴に関する実態調査2010」

[背景]
健康や美容、リラックス、コミュニケーションなど、日本人は入浴にたくさんの魅力を感じている。都市生活研究所が行った入浴行動・実態調査でも、入浴の多目的化が拡大していることがわかっている。しかし、その一方で、高齢者を中心とした入浴中の突然死など、入浴での事故が多いのも現実で、その理由には、「家の作りようは夏をむねとすべし」といわれるように、冬季の入浴は寒い家の中で体を温める手段であったため、安全・安心な入浴方法に関する知識がもとめられなかったことがあげられる。
入浴習慣は子ども時代から培われていくことから、親子入浴を通して、安全で快適な入浴に関する知識を身につけることは、健康で安全な入浴のために重要である。
[調査概要]
■調査方法: TULIPモニターによるWEB調査
■調査地域: 首都圏(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県)
■調査対象: 小学生以下のお子さまと同居している方98名
同居末子年齢分布: 未就学の乳児(0〜3才) 34.7%
  未就学の幼児(4〜6才) 22.4%
  小学校低学年 24.5%
  小学校高学年 18.4%
■調査期間: 2009年12月25日〜12月28日
[内容要旨](詳細は別紙レポート参照)
「子どもと一緒に入浴することがある」84.7%
お湯に浸かる時間は平均で約11分。お湯の温度は子どもは約40℃〜41℃、親は約41℃〜42℃が多い。
親が子どもの入浴で意識していることは、清潔・体を温める・保温・親子交流。
親子入浴は、親子のコミュニケーション、子どもに入浴方法を教え将来に役立つ入浴習慣を身につける機会として大切と考える。
体を温めるための入浴方法に関する知識について、お湯の温度を高くすれば体が温まるなどの誤解がある。
将来に役立つ入浴習慣のために必要となる、安全で快適な入浴に関する知識
  1. 入浴の目的
    「清潔」だけでなく、「体を温め」、「血行をよくする」ことによって、「疲労回復」や「こり解消」など体の元気を保つのに役立つ。
  2. 入浴の目的をかなえるための安全で快適な入浴法のポイント
    (1)体を温めるためには、お湯に浸かることが大切である。
    (2)38℃〜40℃のぬるめのお湯に時間をかけて浸かることで、体を芯まで温めることができる。
      (*約42℃以上のお湯は体の負担となるので、避けた方が良い。)
    (3)寒いときは、お湯を熱くするのではなく、浴室を暖かくすることが大切である。
    (4)みぞおちまでお湯に浸かる半身浴は体に負担をかけず、リラックスしやすい入浴法である。
(*)「都市生活者の意識・行動観測(通称:生活定点観測)」調査は、1990年を始点に、3年ごとに実施し、2008年度が7回目になります。主な調査項目は、食と調理、入浴、住まい、住まいでのコミュニケーション、家事、環境・省エネ、仕事・余暇、生活者の考える暮らしについてなどです。
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