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家庭用燃料電池「エネファーム」が
第14回新エネ大賞「新エネルギー財団会長賞」を受賞

東京ガス株式会社
平成22年1月15日
広報部

 

   昨年5月、東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)が世界に先駆けて発売した家庭用燃料電池「エネファーム」(以下「エネファーム」)が、第14回新エネ大賞※1の「新エネルギー財団会長賞(優秀製品部門)」を受賞し、本日、表彰式が行われました。
   なお、今回の受賞は、東京ガスをはじめ、新日本石油株式会社、大阪ガス株式会社、東邦ガス株式会社、株式会社ENEOSセルテック、東芝燃料電池システム株式会社、パナソニック株式会社ホームアプライアンス社、株式会社長府製作所の共同受賞となります。
※1: 新エネ大賞
経済産業省資源エネルギー庁の委託により財団法人新エネルギー財団が実施するもので、新エネルギーの一層の導入促進と普及および啓発を図るため、新エネルギーに係る商品および新エネルギーの導入、あるいは普及啓発活動を広く募集し、そのうち優れたものを表彰するもの。1996年度から行われており、今回で14回目となる。
<「新エネルギー財団会長賞」受賞のポイント>
   このたびの受賞は、家庭用燃料電池におけるこれまでの技術開発や実証事業の成果を踏まえ、商品化に際して耐久性や効率性を向上させるとともに操作性等の利便性向上を図っており、世界に先駆けて最新技術を実用化したことなどについて、高い評価をいただいたものです。
<表彰式の概要>
・日時 :2010年1月15日(金)13:45〜14:30
・場所 :東京国際フォーラム ホールB7
・弊社出席者 :常務執行役員リビングエネルギー本部長 幡場松彦
<「エネファーム」発売までの経緯>
   東京ガスは、家庭用燃料電池の実用化に向けて、1998年から固体高分子形燃料電池(PEFC)の開発に着手し、2003年からパナソニック株式会社(社長:大坪文雄)と共同開発を進めてまいりました。その後、2005年度から2008年度の4年間実施された定置用燃料電池大規模実証事業に参加し、家庭用燃料電池を一般家庭に設置・稼働させることにより、環境性や信頼性、耐久性などを確認し、昨年5月、世界に先駆けて一般販売を開始しました。
<「エネファーム」の導入効果>
   「エネファーム」は、高い省エネルギー性と環境性により、従来システム※2と比べて、一次エネルギー消費量は約33%、CO2排出量は約45%の削減が期待できます※3。標準的なご家庭のお客さまにおける年間CO2削減量は約1.5トンで、約3,300m2のブナ森林が1年間に吸収する量に相当します。
   また、「エネファーム」をお使いいただくお客さま向けに、年間を通してガス料金を軽減するおトクな料金メニュー「エネファームで発電エコぷらん」を設定しております。標準的なご家庭のお客さまが「エネファーム」を設置された場合、「エネファーム」を導入いただく前と比べてガス料金および電気料金の合計額が、年間約5万〜6万円程度割安※4になります。
※2: 電気は火力発電所から供給し、熱は当社の都市ガスを用いた従来給湯器から供給する方式。
※3: 発電1kWhあたりでの比較。
※4: 東京地区等の料金表で試算した場合。
   東京ガスは、2013年度末における「エネファーム」の普及台数を累計42,000台となる計画を発表しております。また、経済産業省は長期エネルギー需給見通しにおいて、2030年における家庭用燃料電池を含めた家庭用コージェネレーションシステムの普及台数を累計250万台※5としております。
※5: 長期エネルギー需給見通しの「最大導入ケース」の普及台数。
   東京ガスは、今後も、民生部門の温暖化対策の切り札として「エネファーム」の普及を推進するとともに、地球環境に配慮しながら、快適な生活をお送りいただくためのご提案を続けてまいります。
<表彰式の様子>
新エネ大賞「新エネルギー財団会長賞」を授与される幡場常務執行役員リビングエネルギー本部長

家庭用燃料電池「エネファーム」概要

<製品外観>
<製品概要>
製造 パナソニック株式会社
性能 発電出力 300W〜1kW
定格発電効率 33%(HHV)以上、37%(LHV)以上
定格熱回収効率 47%(HHV)以上、52%(LHV)以上
貯湯タンク容量 200リットル
寸法※6 燃料電池ユニット 860×780×400
貯湯ユニット 1,883×750×480
燃料 都市ガス13A
発売時期 2009年5月1日
価格(本体+リモコン) 346万5千円(税込み)
※6:高さ×幅×奥行(mm)
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