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豪州アデレード地区の植林事業からの撤退について

東京ガス株式会社
平成21年12月2日
広報部

 

   東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲)は、10%出資している豪州南オーストラリア州アデレード地区の植林事業会社Adelaide Blue Gum(アデレード ブルー ガム) Pty Ltd(以下ABL社)が、本日の同社株主総会において、ABL社を解散・清算し、それに伴う資産・債務などの処理手続きを開始することを決定したため、同地区の植林事業から撤退いたします。
   ABL社は、三菱製紙株式会社・北越紀州製紙株式会社・三菱商事株式会社・日本郵船株式会社・イオン株式会社・中部電力株式会社および当社の計7社※1が、2002年9月に共同設立いたしました。ABL社は、目標植林面積を10,000haとして、同地区の「牧草地」にユーカリの植林を行い、現地で製紙原料用チップに加工する事業を行う計画でした。さらに植林木を伐採した後は、再び植林を行うという方法で、持続的な森林経営を目指しておりました。
   しかし、牧畜業の隆盛などによる土地価格の高騰、干ばつに伴う水資源利用の規制強化により牧草地から植林地への転用が困難になるなど、新たな植林用地の確保が進まず、現在までに植林を実施した面積は約1,500haに止まっております。このような状況を踏まえ、ABL社は、本事業は将来のリスクが高く、事業の継続が困難との判断に至りました。なお本件が当社の業績に与える影響は軽微です。
   地球温暖化防止をはじめ、様々な役割を担っている森林の保全活動については、当社は、2005年7月からは長野県北佐久郡御代田町に開設した「長野・東京ガスの森」の保全とともに、間伐や植樹活動などを通じた環境教育活動「どんぐりプロジェクト※2」などを継続的に実施しております。今後とも東京ガスグループは、かけがえのない自然を大切に資源・エネルギーの環境に調和した利用により、地域と地球の環境保全を積極的に推進し、社会の持続的発展に貢献してまいります。
※1 三菱製紙株式会社が35%、北越紀州製紙株式会社が15%、三菱商事株式会社・日本郵船株式会社・イオン株式会社・中部電力株式会社および当社が各10%を出資。
※2 「どんぐりプロジェクト」は、当社の登録商標です。
以上
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