東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)は、ゴーゴン・プロジェクトの事業者(シェブロン、エクソンモービル、シェルの3社)が、本日、総工費約430億オーストラリアドル(約3兆4千億円※1)の最終投資決定を行ったことをうけて、このうち当社の参画比率(1%)に応じた約4億3千万オーストラリアドル(約340億円※1)を、今後、投資いたします。
東京ガスは、2005年10月に、本プロジェクトへの参画を前提としたLNGの購入についてシェブロンと基本合意を締結して以降、LNGの売買およびプロジェクトへの参画に関する詳細な協議を行い、本年7月に本プロジェクトへの参画を正式に意思決定いたしました。参画にあたり東京ガス100%出資の子会社「東京ガスゴーゴン社」を7月にオーストラリアに設立し、権益売買契約の締結に向けた協議を続け、あわせてLNGの購入についても協議を進め、9月10日に「権益売買契約」および「LNG売買契約」をシェブロンと締結いたしました。今後、オーストラリア政府の承認が得られた段階で、本契約が正式に発効いたします。
本プロジェクトは、西オーストラリア州北西部沖合に位置するゴーゴン、ジャンズ・アイオーなどの大規模ガス田を供給源として、年間1,500万トンのLNGを生産する計画であり、2014年度にLNGの生産開始が見込まれています。
※1:1オーストラリアドル=80円で試算
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LNG購入の概要(2009年9月10日LNG売買契約締結) |
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売主 |
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シェブロン・オーストラリア法人2社
Chevron Australia Pty Ltd(シェブロン・オーストラリア・プロプライエタリー・リミティッド)
Chevron (TAPL) Australia Pty Ltd (シェブロン・タップル・オーストラリア・プロプライエタリー・リミティッド)
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買主 |
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東京ガス株式会社 |
契約期間 |
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25年間(5年間延長オプション) |
契約数量 |
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110万トン/年 |
売渡条件 |
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全量FOB(本船渡し) |
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ゴーゴン・プロジェクトへの参画概要(2009年9月10日権益売買契約締結) |
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ゴーゴン、ジャンズ・アイオーなどのガス田を含む鉱区権益※2およびガスの液化、貯蔵・出荷、販売などを行う事業の権利の1%を、新たにオーストラリアに設立した東京ガス100%出資の子会社「東京ガスゴーゴン社」を通じて、シェブロンから取得する。 |
※2:政府が定めた一定の区画(鉱区)におけるガスの探鉱・生産活動を実施する権利。 |
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権益の持分比率に応じて、プラント建設など総工費を負担し、LNGを引き取る権利を得る。 |
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新設子会社の概要 |
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社名 |
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Tokyo Gas Gorgon Pty Ltd(オーストラリア法人:東京ガス100%出資)
「東京ガスゴーゴン社」 |
所在地 |
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オーストラリア 西オーストラリア州 パース市 |
代表者 |
: |
宮入崇彦 |
設立日 |
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2009年7月30日 |
資本金 |
: |
200万オーストラリアドル(1億6千万円※1) |
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ゴーゴン・プロジェクトの概要 |
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鉱区位置 |
: |
オーストラリア 西オーストラリア州北西部沖合 |
液化基地建設予定地 |
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バロー島 |
参加企業 |
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シェブロン50%※3(オペレーター)、エクソンモービル25%、シェル25% |
※3:シェブロンから1%を取得。 |
LNG供給数量 |
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1,500万トン/年 |
生産開始見通し |
: |
2014年度 |
以上 |