東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)は、本日、シェブロン、エクソンモービル、シェルの3社(以下、「シェブロンなど」)が、西オーストラリア州で推進しているゴーゴン・プロジェクトから、液化天然ガス(以下、「LNG」)を購入するLNG売買契約ならびに、本プロジェクトへ参画する権益売買契約をシェブロンと締結いたしました。
東京ガスは、2005年10月に、本プロジェクトへの参画を前提としたLNGの購入についてシェブロンと基本合意を締結して以降、LNGの売買およびプロジェクトへの参画に関する詳細な協議を行い、本年7月に本プロジェクトへの参画を正式に意思決定いたしました。参画にあたり東京ガス100%出資の子会社「東京ガスゴーゴン社」を7月にオーストラリアに設立し、権益売買契約の締結に向けた協議を続け、あわせてLNGの購入についても協議を進め、本日、双方の契約を締結するに至りました。
今後、シェブロンなどは2009年後半を目途に、本プロジェクトへの最終投資決定を行う予定です。その後、オーストラリア政府の開発承認などが得られた段階で、本日締結した契約が正式に発効いたします。
本プロジェクトは、西オーストラリア州北西部沖合に位置するゴーゴン、ジャンズ・アイオーなどの大規模ガス田を供給源として、年間1,500万トンのLNGを生産する計画です。2014年度にLNGの生産開始が見込まれております。
東京ガスは、環境性に優れた天然ガスの一層の普及・拡大に努めるために、これからも競争力のあるLNGの長期安定確保に資する上流事業への参画やLNG輸送事業の拡大など、「LNGバリューチェーン」の一層の事業の拡充を目指してまいります。
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LNG購入の概要 |
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売主 |
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シェブロン・オーストラリア法人2社
Chevron Australia Pty Ltd(シェブロン・オーストラリア・プロプライエタリー・リミティッド)
Chevron (TAPL) Australia Pty Ltd (シェブロン・タップル・オーストラリア・プロプライエタリー・リミティッド) |
買主 |
: |
東京ガス株式会社 |
契約期間 |
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25年間(5年間延長オプション) |
契約数量 |
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110万トン/年 |
売渡条件 |
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全量FOB(本船渡し) |
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ゴーゴン・プロジェクトへの参画概要 |
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ゴーゴン、ジャンズ・アイオーなどのガス田を含む鉱区権益※1およびガスの液化、貯蔵・出荷、販売などを行う事業の権利の1%を、新たにオーストラリアに設立した東京ガス100%出資の子会社「東京ガスゴーゴン社」を通じて、シェブロンから取得する。 |
※1:政府が定めた一定の区画(鉱区)におけるガスの探鉱・生産活動を実施する権利。 |
● |
権益の持分比率に応じて、プラント建設など総工費を負担し、LNGを引き取る権利を得る。 |
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新設子会社の概要 |
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社名 |
: |
Tokyo Gas Gorgon Pty Ltd(オーストラリア法人:東京ガス100%出資)
「東京ガスゴーゴン社」 |
所在地 |
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オーストラリア 西オーストラリア州 パース市 |
代表者 |
: |
宮入崇彦 |
設立日 |
: |
平成21年7月30日 |
資本金 |
: |
200万オーストラリアドル |
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ゴーゴン・プロジェクトの概要 |
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鉱区位置 |
: |
オーストラリア 西オーストラリア州北西部沖合 |
液化基地建設予定地 |
: |
バロー島 |
参加企業 |
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シェブロン50%※2(オペレーター)、エクソンモービル25%、シェル25% |
※2:シェブロンから1%を取得。 |
LNG供給数量 |
: |
1,500万トン/年 |
最終投資決定目標 |
: |
2009年後半 |
生産開始見通し |
: |
2014年度 |
以上 |