東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)は、本日、シェブロン、エクソンモービル、シェルの3社(以下、「シェブロンなど」)が、西オーストラリア州で推進しているゴーゴン・プロジェクトへの参画を意思決定いたしました。今後、東京ガス100%出資の子会社「東京ガスゴーゴン社」をオーストラリアに設立し、引き続き参画のための権益売買契約の締結を進めてまいります。
東京ガスは、2005年10月に、本プロジェクトへの参画を前提とした液化天然ガス(LNG)の購入についてシェブロンと基本合意して以来、協議を進めてまいりました。今後、現在協議中のLNG購入条件に合意し、シェブロンなどが目標としている2009年後半に最終投資決定がなされ、オーストラリア政府の開発承認などが得られた段階で、権益売買契約が正式に発効されます。
本プロジェクトは、西オーストラリア州北西部沖合に位置するゴーゴン、ジャンズ・アイオーなどのガス田を供給源として、年間1,500万トンのLNGを生産する計画です。
東京ガスは、環境性に優れた天然ガスの一層の普及に努めるために、これからも競争力のある原料の長期安定確保と収益基盤の拡大に資する上流事業への参画やLNG輸送事業の拡大などにより「LNGバリューチェーン」を拡充させてまいります。
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ゴーゴン・プロジェクトへの参画概要 |
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ゴーゴン、ジャンズ・アイオーなどのガス田を含む鉱区権益※1及びガスの液化、貯蔵・出荷、販売などを行う事業の1%を、新たにオーストラリアに設立する東京ガス100%出資の子会社を通じて、シェブロンから取得する。 |
※1:政府が定めた一定の区画(鉱区)におけるガスの探鉱・生産活動を実施する権利。 |
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プラント建設など、総工費を権益の持分比率に応じて負担する。 |
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新設子会社の概要 |
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社名 |
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Tokyo Gas Gorgon Pty Ltd(オーストラリア法人:東京ガス100%出資) 「東京ガスゴーゴン社」 |
所在地 |
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オーストラリア 西オーストラリア州 パース市 |
設立予定年月 |
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2009年8月初頭 |
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参考 |
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■ゴーゴンプロジェクトの概要 |
鉱区位置 |
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オーストラリア 西オーストラリア州北西部沖合 |
液化基地建設予定地 |
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バロー島 |
参加企業 |
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シェブロン50%(オペレーター)、エクソンモービル25%、シェル25% |
LNG供給数量 |
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LNG 1,500万トン/年 |
最終投資決定目標 |
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2009年後半 |
生産開始見通し |
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最終投資決定より5年以内 |
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■2005年10月の基本合意の概要 |
(1)売主 |
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シェブロン・オーストラリア社(Chevron Australia Pty Ltd) |
(2)買主 |
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東京ガス株式会社 |
(3)契約期間 |
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2010年から25年間(5年間延長オプション) |
(4)契約数量 |
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120万トン/年 |
(5)受渡条件 |
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全量FOB(本船渡し) |
(6)上流権益 |
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取得条件は協議中 |
以上 |