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生活定点観測レポート2008「Uni時代の生活キーワード」の発行について

東京ガス株式会社
平成21年4月17日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)都市生活研究所(*1)では、このたび、生活定点観測レポート「Uni時代の生活キーワード」を発行しました。

都市生活研究所では、首都圏に暮らす人々の生活・意識・行動の現状及びその変化を経年的に把握するために、「都市生活者の意識・行動観測(通称:生活定点観測)」調査(*2)を定期的に行っています。それを元に、さらに分析を深めた、生活定点観測レポート2008「Uni時代の生活キーワード」では、約20年間のデータから都市生活者の暮らしを捉え、今後のライフスタイルの方向性を予測しています。

生活定点観測レポート2008「Uni時代の生活キーワード」の概要

暮らしのUni化(P7〜)

 生活定点観測調査2008全体を通して、多くの質問において標準偏差が小さくなるという傾向が見られ、この傾向をUni化と名づけた。Uni化の注目すべきパターンとして(1)行動・意識の普及・定着による一様化(2)強いニーズがなくなったことによる中庸化、の2つがあることがわかった。

 

ニーズ創造の時代へ(P12〜)

 暮らしがある程度充足したために生活意識・行動はUni化し、強いニーズは見られなくなっている。生活者自身が自分のニーズがわからなくなっているためであるが、それでもやはり生活者は暮らしを良くしたいと漠然と思っている。そのような生活者へのアプローチとして必要とされる事が「ニーズの創造」(隠されたニーズを導き出すこと)である。

 

調査結果からみるニーズ創造のための生活キーワード(P15〜)

 今後の暮らしを方向付けるキーワードとして、(1)家族の一体感重視(〜家族仲良くは幸せの象徴〜)(2)おうち大好き(〜おうちでマイペースに過ごしたい〜)(3)省エネ・節約志向と環境行動の広がり(〜ムダのない暮らしでお金と環境を守りたい〜)が、浮かび上がってきた。

 

(*1)東京ガス株式会社 都市生活研究所(http://www.toshiken.com/)は、1986年社内シンクタンクとして設立されて以来、都市で生活する人々が求める今後の暮らしについて調査研究をかさね、情報発信をしてまいりました。研究分野は入浴、料理、暖房、快適な住まい方などの家庭内行動から、仕事のストレス、シングルの増加、定年後の生活などライフスタイルの研究など、さまざまな角度から研究、情報発信しています。

(*2)「都市生活者の意識・行動観測(通称:生活定点観測)」調査は、1990年を始点に、3年ごとに実施し、2008年度が7回目になります。本調査は(1)5つの生活分野(食生活、住生活、入浴・健康・環境関連、余暇・仕事・家庭観、その他生活全般)別質問、(2)5つの対象者(家事担当者、家族同居者、既婚者、高校生以下子あり、勤労者)別質問、(3)属性(家族、個人)の全部で12ジャンル、約500の質問から構成されています。
主な調査項目は、食と調理について、入浴について、住まいについて、住まいでのコミュニケーションについて、家事について、環境・省エネについて、仕事・余暇について、生活者の考える暮らしについて、などです。

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