東京ガス株式会社 東京エルエヌジータンカー株式会社
平成21年4月14日
東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲)の100%出資子会社である東京エルエヌジータンカー株式会社(社長:干鯛和政、以下「TLT」)は本日、香川県の株式会社川崎造船坂出工場において、日本郵船株式会社(社長:工藤泰三、以下「日本郵船」)と共有する新造LNG船(保有比率:TLT70%、日本郵船30%)の命名式を行いました。
船名は「エネルギー コンフィデンス号」。
「コンフィデンス」には、「信頼、自信」という意味があります。関係するみなさまから信頼され、また、自信を持ってLNGの安全・安定輸送を担っていくという姿をイメージして命名されました。
「エネルギー コンフィデンス号」は、4基ある球形型LNGタンクのうち3基を垂直方向に約2メートル伸長したストレッチタンクを採用しております。従来の147,000m3型LNG船と同じ船体、同等の燃費を維持しながら、LNG積載量を約5.5%(8,000m3)増加させ、輸送効率を高めています。また、世界の主要なLNG基地に入港可能なLNG船であり、本年5月の就航開始後は他の自社管理船同様に、オーストラリア拡張プロジェクト、マレーシア第1・3プロジェクト、ダーウィンプロジェクト、サハリンIIプロジェクトをはじめとして、プルートプロジェクト、ゴーゴンプロジェクトなどのLNG輸送に使用します。
本船は、TLTが保有する7番目のLNG船であり、自社管理船では最大の155,000m3型LNG船です。東京ガスグループは、これら7隻のLNG船を主体的に運航管理することで、長期契約のLNG輸送のみならず、短期・スポット取引などの新たなLNG購入にも取り組み、LNG輸入価格の一層の低減、およびLNG購入のさらなる柔軟性向上を図ってまいります。また、今後のLNG市場の動向を踏まえ、第三者向けLNG輸送、LNG船の相互貸借等の事業を拡大してまいります。
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エネルギー コンフィデンス号 概要 |
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全長 |
: 289.5メートル |
幅 |
: 49.0メートル |
総トン数 |
: 124,000トン |
タンク容量 |
: 155,000m3(LNG積載容量153,000m3) |
種別 |
: モス型 |
航海速力 |
: 19.5ノット |
就航 |
: 2009年5月1日(予定) |
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LNG153,000m3(約70,400トン)を再気化すると、体積は約600倍となり、天然ガス約9,200万m3になります。これは、約22万件の家庭の年間ガス使用量に相当します。
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エネルギー コンフィデンス号 概観 |
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命名式の様子 |
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以上
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(参考1)東京エルエヌジータンカー株式会社の概要 |
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(1)商号 |
: 東京エルエヌジータンカー株式会社 |
(2)設立年月日 |
: 1991年3月5日 |
(3)本店所在地 |
: 東京都港区海岸1-5-20 |
(4)取締役社長 |
: 干鯛 和政(ひだいかずまさ) |
(5)事業内容 |
: 船舶の保有、船舶貸渡業、LNGおよびLPGの海上輸送、海事関連の調査など |
(6)資本金 |
: 12億円 |
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(参考2)東京エルエヌジータンカー株式会社の保有・管理LNG船 |
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船名 |
タンク容量※(m3) |
種別 |
竣工(予定) |
東京エルエヌジー タンカーの保有比率 |
対象LNG プロジェクト |
プロジェクト 専用船 |
1 番 船 |
エルエヌジー フローラ |
127,000 |
モス型 |
1993.3 |
10% |
インドネシア
(バダックIV) |
2 番 船 |
エルエヌジー ヴェスタ |
127,000 |
モス型 |
1994.6 |
35% |
自社管理船 |
3 番 船 |
エネルギー フロンティア |
147,000 |
モス型 |
2003.9 |
100% |
オーストラリア拡張 マレーシア第1・3 ダーウィン サハリンII プルート ゴーゴン 他 |
4 番 船 |
エネルギー アドバンス |
147,000 |
モス型 |
2005.3 |
90% |
5 番 船 |
エネルギー プログレス |
147,000 |
モス型 |
2006.11 |
0% |
6 番 船 |
エネルギー ナビゲーター |
147,000 |
モス型 |
2008.6 |
70% |
7 番 船 |
エネルギー コンフィデンス |
155,000 |
モス型 |
2009.5 |
70% |
8 番 船 |
川崎造船 1664番船 |
177,000 |
モス型 |
(2011) |
10% |
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※ |
LNG積載容量は、タンク容量の約98.5%となります。 |
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