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サハリンIIプロジェクトからのLNG(液化天然ガス)の受け入れについて

東京ガス株式会社
東京電力株式会社
平成21年4月1日
広報部

 

 東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)と東京電力株式会社(社長:清水正孝、以下「東京電力」)は、サハリン・エナジー・インベストメント社(社長:イアン・クレイグ)が開発したサハリンIIプロジェクトから生産されたLNG(液化天然ガス)を、4月6日に東京ガスと東京電力の共同基地である袖ヶ浦基地(千葉県袖ヶ浦市)に、受け入れることとなりました。サハリンIIプロジェクトのLNGを受け入れるのは、買主として初めてのこととなります。

 このたびのLNGは、東京ガスのLNG船「エネルギーフロンティア号」で輸送しており、積み込まれたLNGは、約6.7万トンです。両社は、そのほぼ半数をそれぞれ受け入れ、東京ガスは都市ガスとして供給し、東京電力は発電用の燃料として使用します。LNG約6.7万トンは、都市ガスとして供給する場合は、一般のご家庭の年間使用量の約20万件分に相当し、電気として供給する場合は、一般のご家庭の年間使用量の約11万軒分に相当します。

 サハリンIIプロジェクトは、約5,000億立方メートルという大きな埋蔵量を有し、サハリン州プリゴロドノエに、2系列で年間最大生産能力960万トンの天然ガス液化設備が建設されています。生産されたLNGは、日本をはじめとする極東アジア市場を中心に供給されます。同プロジェクトは、ロシアとしては初めてのLNG供給プロジェクトであり、また初めての極東アジア向けの天然ガス供給となります。

 サハリンIIプロジェクトからのLNG受け入れにより、LNGの長期契約としては、東京ガスが6カ国10プロジェクト、東京電力は8カ国9プロジェクトとなり、天然ガス供給源の分散・多様化による供給安定性の向上が期待できます。

 東京ガスと東京電力は、サハリンIIプロジェクトの豊富な埋蔵量と、日本に近いというメリットを活かし、環境に優しい天然ガスの普及拡大と安定供給に努めてまいります。
*従来型のLNG火力にて試算

以上

<参考>

1.サハリン・エナジー・インベストメント社の概要
会社名 Sakhalin Energy Investment Company Ltd.(バーミューダ法人)
設立 1994年4月
本社所在地 ロシア連邦サハリン州ユジノサハリンスク市
社長 イアン・クレイグ
株主 ガスプロム(50%+1株)
シェル・サハリン・ホールディングスB.V.(ロイヤル・ダッチ/シェル子会社)(27.5%-1株)
ミツイ・サハリン・ホールディングスB.V.(三井物産子会社)(12.5%)
ダイヤモンド・ガス・サハリンB.V.(三菱商事子会社)(10%)
2.サハリンIIプロジェクトの概要
事業主体:サハリン・エナジー・インベストメント社
鉱区:ピルトン・アストフスコエ、ルンスコエ
天然ガス推定可採埋蔵量:約5,000億立方メートル
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