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食育セミナー「子どもの五感の育成をめざして」を開催

東京ガス株式会社
平成21年2月23日
広報部

東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲)では、学校関係者向けに食育セミナー「子どもの五感の育成をめざして」を開催します。

近年、食品の安全性や偏食の問題など、年々食に関する関心が高まり、2005年には「食育基本法」が制定され、日本国内でも積極的に食育が推進されています。
東京ガスでは1992年から料理教室や教育関係者との共同研究をもとにした教材の開発、活用などの食育活動※1を推進しています。
様々な食育活動が推進されている中で、東京ガスでは「子どもたちの食の自立・五感の育成支援」を中核として活動しています。子どもたちの味覚を鍛え、さらに料理実習など実体験を伴う学習によって、食育の基本となる食の楽しさ、尊さ、食への感謝の念をはぐくみ、心身の健全な成長に寄与したいと考えています。

今回は、「五感の育成」をテーマに食育セミナーを開催します。
第一部では帝国ホテル総料理長 田中健一郎氏より「MOMAJ※2による味覚レッスンの取り組み」についてご講演いただきます。
第二部では、食育活動を推進する方々にすぐにご活用いただける例として佐倉市立上志津小学校教諭 佐藤雅子氏から「五感を活用し『おいしさ』を実感させる調理実習」の実践について報告、東京ガスからは、1年間の主な活動についてご報告いたします。

東京ガスでは、ご家庭の台所の火をお預かりする企業として、今後も、健全な食生活をお手伝いしてまいります。

 

開催概要

◆タイトル 「食育セミナー 子どもの五感の育成をめざして」
◆開催日時 2009年3月28日(土) 9:30〜12:00
◆開催場所 東京ガス Studio +G GINZA 5F
東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE 5F
◆主催 東京ガス株式会社「食」情報センター
◆対象 当社供給エリア内の学校関係者 70名
(申し込み多数の場合は抽選とさせていただきます。)
東京ガス供給エリア内の小・中・高等学校等学校の学校長ならびに食育担当者、ならびに前回参加者のうち希望者にもご案内を送付しています。
◆お申込み締切 2009年3月10日(火)
◆内容
第一部 「MOMAJによる味覚レッスンの取り組み」
田中 健一郎氏(株式会社 帝国ホテル取締役 総料理長兼調理部長)
1950年東京都生まれ。1969年帝国ホテル入社、1997年調理部長に就任、1999年東京料理長兼料理部長。2002年取締役総料理長兼調理部長に就任。同年、財団法人日本食生活文化財団 食生活文化賞受賞。2005年にはフランス共和国農事功労賞シュバリエを受賞。MOMAJ食育担当理事。
第二部 「五感を活用し『おいしさ』を実感させる調理実習からフランスの『味覚教育』を取り入れて〜」
佐倉市立上志津小学校教諭 佐藤 雅子氏
1989年、千葉大学教育学部卒業。2007年度、千葉県長期研修生として、千葉大学教育学部石井克枝教授のもと、「味覚教育」を取り入れた食教育について研究を進めている。「日本家庭科教育学会」「日本食育学会」などにも所属している。
◆問い合わせ先 Studio +G GINZA (スタジオプラスジー ギンザ)
TEL03-5568-3677 (月〜金 10:00〜17:00土日祝は除く)

※1.東京ガスの食育活動

東京ガスでは1992年から「食育」活動「キッズ イン ザ キッチン」を継続しています。東京ガス料理教室を中心に子どもの年齢や興味にあわせた展開をおこなっています。特に、2004年からは「キッズ イン ザ キッチン味覚体験コース」を開設し、「フランス味覚教育の祖」といえるジャック・ピュイゼ氏のメソッドをもとにフランスで展開される味覚教育のエッセンスをとりいれた内容の食育教室を展開しています。
また、2002年からは大学や教育現場の先生方と共同で地域や学校等で活用できる食育プログラムを開発しています。教材やWEBでの公開を通じて行政や教育現場での食育浸透のお手伝いを行っています。
2001年8月以降、年に一度学校関係者向けに「食育セミナー」を開催し、実践例の発表や情報共有の場を提供しています。

http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku/shokuiku/index.html

※2.ジャック・ピュイゼ氏 Jacques Puisais

ワイン醸造学者・フランス食品業界の重鎮。1959年よりトゥール在住。
1974年「子どものための味覚と五感」を考案、以後30年にわたり世界中の子どもたちに広く味覚教育の基本として紹介される。1976年に味覚と食物の繊細さについての多方面の研究分野をより深めるため味覚研究所を創設。2009年2月アジアで初めて開催された「世界料理サミット TOKYO TASTE」で来日。サテライト会場(Studio +G GINZA)のセミナーでは今後日本において「味覚教育」を推進していく指導者となる約90名が参加しました。

※2.フランス農事功労章受章者協会(MOMAJ)について

フランス農事功労章受章者協会MOMAJは、2004年2月「料理、ワイン、チーズ、教育、ジャーナリズムなど、様々な分野を網羅する受章者が、一致団結してフランス食文化の発展に寄与する」という趣旨で設立されました。(MOMAJ =Membres de L'Ordre du Merite Aguricole au Japon)
フランス農務省からフランス食品の発展の貢献した各分野の食のエキスパートに与えられるフランス農事功労章受章者の日本人メンバーで構成されます。現在会員数は70名(2008年8月現在)。主な活動は、食材アカデミー(食材をテーマとして取り上げ、その食材を深く理解・探求することを目的としたセミナー、晩餐会)、味覚教育、年次食事会、「アペリティフの日」特別協力等。
昨年度からMOMAJでは、東京ガスと共同でジャック・ピュイゼ教授のメソッドを基礎とし、日本の風土にマッチした味覚教育を開始しています。

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