1. 「パートナーシップ大賞」の概要
「パートナーシップ大賞」は、企業とNPOの優れたパートナーシップ事例を選出し表彰することにより、営利と非営利という本来相容れないと考えられていた企業とNPOの協働が可能であることを示し、その具体例によって「協働」の意味や価値、重要性を社会にアピールし、両者の協働を推進することを目的としているものです。第6回目となる今回は、全国から22件の応募がありました。
今回のグランプリ受賞は、東京ガスとNPO法人プラス・アーツ(大阪府大阪市、代表理事:永田宏和、以下「プラス・アーツ」)が、2006年より実施してきた「地域社会の防災力の向上」をテーマにした協働内容が高く評価されたものです。詳細は、下記「受賞対象となった協働事業の具体的内容」をご参照ください。
2. プラス・アーツとの協働までの経緯と内容
東京ガスはこれまで、インフラ企業として「環境」の分野などで社会文化活動に積極的に取り組み、次の展開として「防災」というテーマでの新たな取り組みを検討してまいりました。一方、プラス・アーツは2005年の阪神・淡路大震災10周年事業をきっかけに「防災の日常化」をテーマに掲げ、デザインや建築、そしてアートなどが持つ防災をより身近なものとする力を駆使して、さまざまな事業を展開してまいりました。
その両者が、地域社会の防災力の向上という取り組みで理念を共有し、2006年から若いファミリー層が楽しんで学ぶことができる新しい形の防災訓練を関東地区で普及することや、市民および社員向けの防災啓発ツールの開発などに協働して取り組んでおります。
東京ガスはこれからも、NPOなどとのパートナーシップを大切に、快適で心豊かに暮らせる社会の実現を目指し、暮らしに関わる課題の解決に取り組むなど、東京ガスだからできる社会文化活動を展開してまいります。