現在位置:東京ガスサイトTOP > 東京ガスについて > プレスリリース |
JHFC千住水素ステーションでの70MPa実証試験開始について | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
東京ガス株式会社
東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲、以下「東京ガス」)は、経済産業省の「水素・燃料電池実証プロジェクト(JHFCプロジェクト)」に基づいて実証試験を実施しているJHFC千住水素ステーション(東京都荒川区)において、水素充填圧力を従来の2倍となる70MPa(700気圧)で供給する設備を増設し、本日から実証試験を開始いたします。 燃料電池自動車の実用化にあたっては、車載水素貯蔵方法および走行距離(航続距離)の伸長が主要な課題となっています。70MPaでの車載水素貯蔵は、水素搭載量を増やし、航続距離を伸長する有効な手段の1つとして海外でも実証試験が進められており、今回の実証試験の成果が注目されています。
東京ガスはこれまで、都市ガスから水素を製造する技術の開発に取り組んでまいりました。今回のプロジェクトで使用するPSA方式の開発とあわせて、より高効率化、簡略化、小型化が可能な水素分離型改質方式*2にも早くから着目し、平成4年から開発に取り組んでいます。独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との事業では、平成19年度に40Nm3/h級の水素分離型改質方式水素製造システムで、水素製造効率81.4%、水素純度99.999%以上を達成しました。これは、化石燃料からの水素製造における世界最高効率です。同時に、同等の水素製造能力を持つPSA方式水素製造システムの約3分の1に小型化することも実現しました。今年度からは、高耐久化、低コスト化に向けた開発に取り組みます。 今後も東京ガスは、環境経営トップランナーとして低炭素社会の実現を目指し、水素エネルギーの利用や燃料電池技術の実用化、普及拡大に向けた取り組みを通して、エネルギーの高効率利用と地球環境問題の改善に貢献してまいります。
以上
|
[ プレスリリース一覧に戻る ] | [ ひとつ前に戻る ] |