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第2回「MOMAJ 味覚教育」開催
〜一流フレンチシェフが伝授!〜

東京ガス株式会社
平成20年8月28日
広報部

 

東京ガス株式会社(社長:鳥原光憲)とフランス農事功労章受章者協会(MOMAJ/会長:石橋伸康)では、第2回「MOMAJ 味覚教育」を開催します。
フランスは1970年代から味覚教育に取り組み、世界の先進国ともいえます。特に世界的な味覚教育者のジャック・ピュイゼ教授によるメソッド(体系的な方法)が大変有名です。昨年度からMOMAJでは、ジャック・ピュイゼ教授のメソッドを基礎とし、日本の風土にマッチした味覚教育を開始しました。
MOMAJでは、この味覚教育をとおして子どもたちの味覚を鍛えるのみならず、農場見学や料理実習など実体験を伴う学習によって、食育の基本となる食の楽しさ、尊さ、食への感謝の念をはぐくむことを目的としています。
一方、東京ガスでは他の企業に先駆け、すでに1992年から「キッズ イン ザ キッチン」食育教室を展開し「食の自立」と「五感の育成」を推進しています。
今回、食育の推進において方向性を同じくするMOMAJと東京ガスが、それぞれのノウハウを持ち寄り、帝国ホテル総料理長 田中健一郎氏を講師に迎え、共同で第2回「MOMAJ味覚教育」を実施します。 子どもだけではなく、家庭での食生活の大切さを鑑み、各レッスンには保護者も共に参加します。また、未来の食育指導者養成を目的として、若手のシェフたちの参加や見学を積極的に受け入れます。

概要

◆共催 フランス農事功労章受章者協会(MOMAJ)・東京ガス株式会社 「食」情報センター
◆会場 東京ガス「Studio +G Ginza」(スタジオプラスジー ギンザ)
東京都中央区銀座7-9-15 GINZA gCUBE 5・6階
(第2回は茨城県稲敷郡阿見町、第6回は帝国ホテル)
◆講師 田中 健一郎氏(帝国ホテル 総料理長)
◆参加者 全6回を通して同じ24名。
(昨年度と同様、品川第三日野小学校 4年生と5年生)
◆開催期間 2008年10月〜2009年3月の土曜日 午前10時半〜12時半
◆参加費 23,000円(生徒のみの参加料、保護者は無料、ただし食事会のみ保護者有料))
全6回出席者にのみ修了証が授与されます。
◆内容
第1回:10月25日(土) 開校式/レッスン1.「味覚の再認識」
甘み・塩味・苦味・酸味の4つの基本の味を最初は溶液を目隠ししてテストし、次に本物の食材で味わいつつ再認識する。また、これらの味が重なることによって複雑な味へと変化していくことを実証し、味の基本を学ぶ。
 
第2回:11月15日(土) レッスン2.「校外学習 農場体験」
農場を訪れ、野菜の収穫に携わり、試食を通じて野菜についてのさまざまなことを学ぶ。また、作り手の方々から野菜作りにおける貴重な話を伺うことで、農業に対する理解を高める。さらに、シンプルな野菜料理の試食から本当の野菜の味を認識する。
 
第3回:12月13日(土) レッスン3.「味覚以外の4つの感覚の再認識」
第2回の農場訪問の感想を述べる。
視覚・触覚・聴覚・嗅覚の4つの感覚と食べ物との関連、また、味の変化について学習する。それぞれの食べ物がもつ形、色、におい、温度差などと味との関連についてさまざまなテストを通じてそれぞれの感覚を再認識し、食を表現する的確な言葉の訓練をおこなう。
 
第4回:1月17日(土) レッスン4.「旬の食材を使ったブイヤベース実習と試食会」
実際の料理作りの過程において、いかに食材が変化していくか、料理を作る上で必要とされる衛生面、注意力、集中力、互いの協力などを通じ、料理の意義と食べることの楽しさ、食への感謝の気持ちを実体験する。
 
第5回:2月14日(土) レッスン5.「食の多様性の学習とデザートの実習」
漁業・食肉業・加工業などの現状を学び、食の多様性や、自然環境と食との関連について学ぶ。
さらに、チョコレートのデザート作りを通じ、料理作りの楽しさと食の大切さを再度体験する。
 
第6回:3月14日(土) 「修了証の授与とプロの作った料理を楽しむ食事会(保護者とともに)」
食の感動、食の楽しさなどを分かち合い、味わうことがいかに大切かを学ぶ。また、食事会を通じ、食のマナー、食における会話などがいかに大切かを学習する。今一度、食の大切さ、尊さ、食への感謝の気持ちを育む。
 

【参考資料】

◆フランス農事功労章受章者協会(MOMAJ)について
フランス農事功労章受章者協会MOMAJは、2004年2月「料理、ワイン、チーズ、教育、ジャーナリズムなど、様々な分野を網羅する受章者が、一致団結してフランス食文化の発展に寄与する」という趣旨で設立されました。(MOMAJ =Membres de L'Ordre du Merite Aguricole au Japon)
フランス農務省からフランス食品の発展の貢献した各分野の食のエキスパートに与えられるフランス農事功労章受章者の日本人メンバーで構成されます。現在会員数は70名(2008年8月現在)。
主な活動は、食材アカデミー(食材をテーマとして取り上げ、その食材を深く理解・探求することを目的としたセミナー、晩餐会)、味覚教育、年次食事会、「アペリティフの日」特別協力等。
食育担当理事
  服部 幸應 学校法人服部学園 理事長・校長
  江上 栄子 江上料理学院 院長
  小林 幸恵 フランス食品振興会 副代表
  フィリップ ソーゼッド エスプリ・フランセ 代表取締役
  田中 健一郎 帝国ホテル 総料理長
  田中 幸雄 学校法人大和学園 京都調理師専門学校 校長
  廣瀬 喜久子 学校法人誠心学園 理事長・校長
  米津 春日 リーガロイヤルホテル 料理特別顧問
 
◆田中 健一郎シェフについて
株式会社帝国ホテル 取締役総料理長 兼 調理部長。
1950年東京都生まれ。1969年帝国ホテル入社、1997年調理部長に就任、1999年東京料理長兼料理部長。2002年取締役総料理長兼調理部長に就任。同年、財団法人日本食生活文化財団 食生活文化賞受賞。2005年にはフランス共和国農事功労賞シュバリエを受賞。
 
◆東京ガスの食育活動について
東京ガスでは1992年から「食育」活動「キッズ イン ザ キッチン」を継続しています。以前からご家庭の台所の火をお預かりする企業として、心身ともに健全な食生活のお手伝いをしたいと考えています。近年、「食育」ということばは、さまざまな解釈がされていますが、その中でも、「五感の育成」と「食の自立」をめざしています。東京ガス料理教室での子どもの年齢や興味にあわせたコースでの展開に加え、地域や学校等で活用できる食育プログラムの提供などで、行政や教育現場での食育浸透のお手伝いを行っています。
http://home.tokyo-gas.co.jp/shoku/shokuiku/index.html
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